06月22日 17時26分
7年前、中間市で特定危険指定暴力団・工藤会系の幹部を射殺したとして、先月、起訴された工藤会の理事長代行が組長を務める、北九州市八幡西区の暴力団について、22日までに、ビルの中にある事務所が撤去されたことが分かりました。警察は引き続き、動向を注視することにしています。
撤去されたのは、北九州市八幡西区にある工藤会系の暴力団事務所です。
22日は、午前11時に、捜査員7人と事務所が入っているビルの所有者が、事務所があった部屋に立ち入り、確認作業を行いました。
この事務所は、工藤会の理事長代行、木村博被告(62)が組長を務める暴力団が使用していました。
木村被告は、先月、▼このビルの所有者の親族に対し、ビルを「無償で譲れ」などと迫り、脅し取ろうとした罪で実刑判決を受けたほか、▼7年前、中間市で、工藤会系の幹部が射殺された事件でも、犯行を指示したとして殺人などの罪で起訴されています。
警察によりますと、木村被告側が、裁判の中で今月中に事務所を撤去する考えを明らかにしていたということで、22日、捜査員らがビルの立ち入りを行った結果、室内の机や棚、電話機などのほか、ビルの出入り口に設置されていた防犯カメラがなくなっており、すべて撤去されたことを確認したということです。
一方、暴力団員らは、現在、別の事務所に出入りしているということで、警察は引き続き、動向を注視することにしています。
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