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月が導く異世界道中 作者:あずみ 圭

三章 ケリュネオン参戦編

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ある学生の背景(上) ~再会~

 彼はロッツガルドに学ぶ学生の一人だ。
 しかしただの学生では無い。
 大国リミアの、誰もが認める大貴族ホープレイズ家の次男。
 その上文武に優れ正義感の強い、正にサラブレッドである。
 長男が経歴に箔を付ける為に魔族との戦いの前線に参加しており、次男である彼は長子に危険が及ぶ可能性がある事から学園でのエリート教育を受ける事になった。
 つまりはいざという時の保険、スペアとして扱われている訳だ。
 だがそんな事は貴族の家では珍しい事では無いし、彼、イルムガンド=ホープレイズもまたその事実を正しく理解して受け入れていた。
 では彼が当主に対して従順な次男であるかと言えば、それは否だ。
 イルムガンドはリミアにおける貴族の腐敗した実態を嫌悪し、憎んでさえいた。
 それでも素直に父親の意向に従うのは、親の前で物分りの良い従順な子を演じているだけに過ぎない。
 ただ雌伏の時を。
 彼は貴族の改革を心に秘めている。
 高貴なる者の責任。
 それこそイルムガンドが抱く理想。
 貴族として生まれたのなら、その血に恥じぬ生き方をし、弱者を庇護し彼らの剣となり盾とならねばならない。
 王に純粋な忠誠を誓い、故に治める土地を与えられる。
 信念を持ち正しい政治を為すから、領地に住まう民も領主たる貴族を慕ってくれる。
 決して生まれながらに選ばれた存在であり偉いのではない。
 リミア貴族では相当に珍しい思想だった。
 彼にその考えを与えた者は二人。
 一人は幼少の頃交誼のあった家の娘。
 子供心に理想を口にした彼を満面の笑顔で肯定して拍手してくれた彼女。
 何気なく格好をつけた花畑での幼い言葉は、その時からイルムガンドの夢に変わった。
 あの時の拍手の音と彼女の笑顔は、彼にとって女神の祝福よりも荘厳な記憶として鮮明に残っている。
 もう一人は、ごく最近この世界に降臨した女勇者だった。
 ある日突然に王国に降臨した勇者。
 彼女は貴族主義や王政に囚われない自由な発言をした。
 徐々に場を弁えた発言をするようになったが、それでも彼女の基本的な思想までが変わる訳では無い。
 多くの貴族にとって危険なその意見は、イルムガンドには大きいばかりで曖昧だった夢と理想に骨子を与えるものに感じられた。彼が強く理想と改革を意識し、具体的に思い描く様になったのはかの勇者に出会ってからにほかならない。
 だから父親から必要以上に交わるなと命じられた勇者のもとへ、彼はこっそりと話を聞きに行くようになった。
 時に、彼に出来る範囲で協力もした。
 勇者音無響は戦闘面での実力も成長も凄まじく、イルムガンドはあっさりと彼女に置き去りにされたが、あまりにも次元が違うその成長に彼は嫉妬さえ感じなかった。
 故に協力も腕を貸すよりは情報を提供したり融通を利かせる方面が多かった。

「卒業したら、一緒に戦いましょうね」

 ある日、とうとう彼は響から念願の言葉をもらえた。
 本心を言えば、学園など中退してでも彼女の力になりたかった。
 そしてその思想をもっと語って欲しかった。
 彼女は同年代くらいの年齢だとイルムガンドは聞いていたが、彼には響がどこか大人びて見えていた。
 それは響が語る言葉が彼の目指すもの、考えの更に先にいる事を思わせるものが幾つかあったからかもしれない。
 だが、イルムガンドはホープレイズ家の意向を考慮して卒業までは学園に通う事を決めた。
 魔族との戦争は数年で片付く規模では無かったし、もしも自分がホープレイズを継ぐ立場になったら、貴族の実情を改革するのに都合が良いとも考えたからだった。
 響の協力する為にも学園での勉学や得られた人脈は無駄にはならないとも思っていた。

 振り返ればこれが、彼の分岐点だった。

 その年の春。
 彼は休日の学園都市で、ある女性と再会する。
 容姿はお互いに随分と変わっていた。
 だが、特徴的な装飾品でイルムガンドは彼女と知る事が出来た。
 鈴とリボンが付いた黒のチョーカー。
 幼い彼女と今の彼女では、同じアクセサリーでもその存在感は当然違うが、彼の記憶は正確に二人の女性を同一人物と結びつけた。

「ルリア? ルリア=アーンスランドか?」

 思わず間の抜けた声で横を通り過ぎた女性を呼び止めるイルムガンド。
 意外すぎる人物の名前だった。
 彼にとって忘れえぬ、だがもう二度と会う事は無い筈の女性の名。

「……」

 名前を呼ばれて振り返る女性。
 給仕服を着た彼女は、仲間と街を歩くイルムが声の主と判断し、彼を見る。
 どこか冷めた目をした覇気の無い娘だった。
 チョーカーの鈴は鳴らず、ただの飾りである事を示していた。

「どうして、お前……」

「誰、ですか? どこかでお会いした事がありましたか?」

「俺だ! イルムガンドだよ! リミアの、ホープレイズ家の! 昔、ケリュネオンのアーンスランド領に何度か行ったじゃないか。覚えて、いないか?」

「っ!」

 イルムガンド、でもホープレイズでもなく。
 ルリアと呼ばれた娘はケリュネオンと言うフレーズに身を硬くして反応した。

「俺は覚えてるよ。アガレストの花畑で遊んだ……おい、ルリアなんだろう!? どうして行こうとするんだ!」

「わ、私、学生様の事は良く覚えていません。失礼します!」

「待てよ!」

 ルリアの手を掴み、去ろうとする彼女の動きを制するイルムガンド。
 その瞬間。彼女の身は大きく震え、怯えたような目で掴まれた腕を見る。
 イルムガンドの取巻きの一人が、ケリュネオンの名に考え込む様な仕草をした。

「あの、イルムさん。ケリュネオンって、大侵攻の初期に滅亡したエリュシオンの周辺国でしたよね。前の講義で地名が出てきた……」

「あ、ああ、そうだ。彼女はそのケリュネオンで栄えた貴族、アーンスランド家の息女の筈だ」

「おかしくないですか? あの国は確か魔族の勢いのままに一気に滅ぼされた国ですよね? そこで栄えていた貴族なんて皆殺しになっている筈じゃ――」

「おい!」

 無神経とも取れる取巻きの言葉をイルムガンドは諌める。
 疑問の内容は至極当然の発言だったが、目の前の少女が知己であるとどこか確信していたイルムガンドは、ルリアの心情を考えて続きを言わせなかった。

「あ、すみません。いや、似ているだけの別人なんじゃないかと思っただけです」

「ルリアの筈だ。その首に巻いた鳴らない鈴のチョーカー。確かに彼女も同じ物をつけていた。覚えているんだ。それに俺の話に確かに反応していた。お前は……ルリアなんだろう?」

 イルムガンドは彼にしては珍しく自信の無い口調で話す。
 文武に長け、常に自信を滲ませている彼が戸惑うような様子は取巻き達もあまり見た事がないようで珍しいものを見る目をしている。
 ケリュネオンは魔族に完膚なきまでに滅ぼされた国の一つ。
 そこの貴族であるルリアがまだ生きている可能性の低さがイルムガンドから自信を失わせていた。

「……はい。私は、確かにルリアです。幼少の頃の事はあまり覚えていませんが、貴方様に会ったのも多分私で間違いないと思います」

 やがて、逸らされる事のないイルムガンドの視線に観念したようにルリアは認める。
 自分が亡国の貴族である事を。
 実際、ルリアはとぼけた訳でもなかった。
 両親の手で戦火を逃れたルリアと、姉のエヴァは行く先々で酷い扱いを受けた。
 故に彼女は幼い頃の記憶の詳細を無意識に忘れようとしていたし、事実アーンスランド領での生活はもう殆ど覚えていなかった。
 ケリュネオンと言うワードに怯え、関わりたくないと思う気持ちから立ち去ろうとした事も事実だったが。

「すみません、痛いので離して頂いてもよろしいですか?」

 イルムに痛いほどに強く握られた手を示して彼に頼むルリア。

「……すまない」

「……いえ」

 言葉が上手く繋がっていかない二人。
 早く立ち去りたい者と、何と切り出そうか迷っている者の会話だ。
 無理もなかった。

「ルリア、君はどうしてこの街にいるんだ? 君は、君の国は魔族との戦いで滅んだはずなのに」

 イルムガンドの言葉は彼の本心とは少しずれたものになってルリアに放たれた。
 本当ならルリアの無事を喜んで、感情のままに抱きつきたい気持ちだった。
 ルリアは彼にとって、紛れもなく初恋の相手であったから。
 さらに夢や理想、そんな綺麗なものでコーティングされた美しい思い出の女性だ。
 だが仲間が一緒にいる手前、その行いは自重される。
 代わりに出たのは、彼が常々理想だ夢だと胸に抱いている貴族の在り方に矛盾するルリアの無事を問う言葉。

「私は……逃がされました。両親に」

『っ!!』

 ルリアの言葉は取巻きにも、そしてイルムガンドにも大きな衝撃を与えた。
 元はと言えば、淡い初恋のような想いがイルムガンドの今の理想を作り上げたのだ。
 彼にしてみればルリアはその理想を共に誓った相手だ。
 そして彼より先に貴族として民を守って殉じた筈の女性である。
 それだけに深く心に刻まれた存在。
 だが実際には生きていて、しかも民を捨てて逃げたと言う。
 イルムガンドの中に激しい葛藤が起こる。
 感情が幾つも生まれてはぶつかって弾ける。
 どう言葉にしていいのか、まるでまとまらない。

 あの時の誓いはどうしたのだ。
 生きていてくれたならそれだけで嬉しい。
 悪しき貴族として生き延びるなど恥だ。
 ご両親を失うなんて辛かっただろう。
 勇者様は今も先陣で魔族の凶刃から民を守ろうと全力で戦っておられるのに。
 もう大丈夫だ。これからは俺がいるから。

 そんな相反する感情と言葉がイルムガンドの中でせめぎ合っていた。

「……国も民も見捨てて逃げたのかよ」

 取巻きの一人がルリアを蔑んだ目で見て言葉を吐いた。

「お前、最低だな。貴族なら領民を守る為に最初に敵と刃を交えるべきなのに」

「給仕に身を落としてまで命が惜しいのかよ、恥晒しが」

 最初の言葉を皮切りに次々とルリアに侮蔑の言葉が吐きかけられる。
 酷い言葉だった。
 だがイルムガンドの感情の一部の代弁でもある。
 決して全部ではなくても。
 故に彼は仲間達の言葉を制止できなかった。
 ルリアは諦めたような、好きにしてくれと言うような投げやりな顔でそれを受け止めている。
 反論は無かった。
 イルムガンドはその彼女の様子に思わず感情を抑えられずに言ってしまった。
 その一言を。

「……ヒューマンの恥だ、アーンスランドも君も。今も俺たちは魔族を打ち倒そうと日々学園で学んでいると言うのに。皆の言う通りだ、貴族が市井に落ちてまで生き延びようなんて恥晒しでしかない!」

「……本当に死ぬかもしれない目に遭った事も無い癖に。私がどうやって生きてきたのかも知らないのに勝手な事を言わないで下さい」

 イルムガンドの言葉にルリアが眉を僅かに震わせて反論した。
 小さく弱い口調だ。
 しかし途切れることなく最後まで言い切られた。
 彼女もまた、ただ逃がされて楽に生きてきた訳では無い。
 この街で給仕の職につき、今の生活を得るまでに相応の扱いを受け苦しんでいた。
 その生活さえも、過去の亡霊に追い掛け回されていつまで続けられるかわからないのだ。
 裕福な環境のまま、学園で何不自由ない生活を送る彼らに思うところもあったのだろう。

「なんだと!?」

「裏切り者の臆病貴族が俺たちを侮辱するのか!」

「お前みたいに命にしがみついて戦いから逃げたりするものか!」

「潔く死ぬ覚悟など出来ている!」

「そんな偉そうな事を言う奴ほど、弱いもの虐めしか出来ないんですよ。……こんな後方で、温々ぬくぬくお勉強なんてしていて、戦争なんて出来るもんか」

「うるさいっ!」

 ルリアの反論にイルムガンドの取巻きが我慢できずにその肩を突き飛ばす。
 よろめいて後ろに下がるルリア、だが目は未だに熱も篭らずただ相手を見つめるだけだった。

「ルリア……君はどこまで……それでも……」

「おい、何とか言えよ!」

 イルムガンドはルリアの変貌に驚きながら。
 彼女の存在に心をかき乱されていた。
 初恋の相手。
 生きていてくれた。
 理想を共有した筈の彼女が没落して生き恥を晒していた。
 とにかく、冷静になれないでいる。
 何か言わないと、と彼が口を開こうとしたその時。

「あー、そのくらいにしなさい?」

 二人組が間に割って入って来た。
 どちらも術師風の出で立ち。
 だが特筆すべきは背の低い若い男の顔だった。
 かなり醜悪な顔をしている。
 この世界のヒューマンの基準から言えば間違いなく底辺。
 獣系の亜人、そう、猿の系統の亜人ならありそうな様子。
 だが、どちらでも通用するギリギリのラインでは無いかと学園生一同は彼に対して失礼な感想を抱いた。
 今この場ではさした問題では無い事だが。

「……なんだ、お前ら」

「おいおい、この服見えないの? お前ら馬鹿なの?」

 取巻きがロッツガルド学園の制服を示して二人組を追い払おうとする。
 先程までの感情が切り替えられず、学園とは無関係に見える二人にきつい態度で話しかける。
 本来あるべきでは無い、いずれ上に立つべきヒューマンの対応では無いとイルムガンドもわかっている。
 だが、彼もまだ、謎の二人よりもルリアの事で頭が一杯だった。
 とにかく二人で話し合いたい。
 そう思っていた。
 だが。
 その二人組、ライドウと識はイルムガンドの望みをこの時より悉く妨害し、彼の前に大きく立ちはだかる事になる。





◇◆◇◆◇◆◇◆





 圧倒的な暴力。
 ライドウと識が見せた力。
 それはイルムガンドにとって鮮やかに残る記憶だった。
 何とかルリアの勤める先を突き止めた彼。
 ゴテツと言う飯屋兼酒場だった。
 だが、ライドウの従者識に一蹴されて以来、ルリアと会おうとすると彼らの邪魔が入った。
 正確にはクズノハ商会の、だろうか。
 ライドウ本人とは顔を合わせる事もなかったが、かの商会の従業員がルリアと会おうとするイルムガンドを妨害した。
 時に策で。
 時に力で。
 屈辱だった。
 さらにイルムガンドの心に焦りが募る。
 再会の時、言ってしまった言葉は言い過ぎだったかもしれないと彼は思っていた。
 だからもう一度会って、彼女に一言謝って。
 とにかく誤解を解きたかった。
 生きていてくれて嬉しいのも、イルムガンドにとっては間違いなく事実なのだから。
 それが一向に叶わない。
 実家から仕送りをもらい援助を求め、人を雇ってみても駄目だった。
 何の恨みがあって邪魔をするのか。
 イルムガンドのクズノハ商会への怒りは少しずつ憎しみに変わっていく。
 実のところ、この件にはライドウも識も関与していない。
 ルリアがゴテツに食事に来たクズノハ商会の従業員に、それとなくイルムガンドに付きまとわれているから気にかけて欲しいとお願いをしただけだ。
 ライム=ラテをはじめ、森鬼のアクアとエリス、エルダードワーフ。
 彼らはそれとなくルリアを気遣い、時に別件でルリアを守るようライドウに命じられたりしながら彼女にイルムガンドやその息がかかった者が近付くのを妨害したのだ。
 そんな事はイルムガンドにはわからない。
 だからクズノハ商会もライドウも、一緒くたに彼の憎しみの対象になった。

「イルムガンド=ホープレイズ様ですね」

「何者だ」

「力が欲しくありませんか? 聞けば色々と上手くいっていないご様子」

 その折にイルムガンドに声を掛けて来たのは見覚えの無い学生だった。
 イルムガンドの言葉には警戒が含まれていた。
 もっとも、ロッツガルド学園は広大だ。
 人の入れ替えも多い。
 見た事の無い学生などざらにいる。
 見知らぬ生徒から声を掛けられる事も不思議な事では無い。
 ただイルムガンドが警戒したのは、相手が彼が一人でいる時に人目につかないように話しかけてきたからだ。

「力? 俺の実力を知っていて言っているのか?」

「勿論です。貴方様の実力も、そして更なるお力を望まれているお心も」

「っ!?」

「失礼ながら。今のままで勇者様のお力になれるのか? ……邪魔者一つ排除出来ない自分に。そう思っているのではないでしょうか?」

「お前、何者だ!」

「貴方様の味方でございます。今、学園で開発されている魔法薬に身体能力と魔力強化を全体的に底上げする画期的な物があります。凡庸な生徒に試してみて、ある程度の効果は確認してある品。イルムガンド様がご存知の生徒ですと……」

 その学生はイルムガンドが知っている何人かの名前を挙げた。
 不自然にさえ思える成長をした学生たちだった。
 イルムガンドの心が揺れる。

「副作用などもなく、学園が認めている品ですから如何なる検査でも問題になることはありません。イルムガンド様のように特に優れた方にどれほど効果が見込めるかを確認した後、学園で普及していく予定になっています。どうでしょうか、失礼な言い方ではありますが検体としてご協力願えませんか?」

「学園が認めている……強くなる薬」

「はい。望みを実現する強さを、貴方様に……」

「……わかった。協力しよう。何か条件はあるのか?」

「私共の上司、責任者の者と時折念話で経過報告を兼ねてお話して頂くだけで結構です」

 錠剤の入った瓶の頭を、親指と人差し指で摘んでイルムガンドの前に差し出す学生。
 右手を出して掌を広げるホープレイズ家の次男。

「一日に一錠お飲み下さい。過剰な摂取も問題はありませんが、効果もありませんのでご遠慮下さいませ。無くなる前に上司に言ってくだされば私がお届けにあがります」

 受け取った瓶を見つめるイルムガンドに学生は服薬について簡単な注意事項を伝える。
 しばらく薬を見つめていたイルムガンドが再び顔を上げた時には。
 もうその学生は立ち去った後だった。
今日で連載一周年、続けて来られたのも皆様のおかげです。
今後共よろしくお願いします。
一周年記念で何かしようかと考えましたが特に思いつかず。
「来月の更新速度を上げる」
と、地味な事をやる事にしました。

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