岡田代表 韓国外相と会談 “慰安婦問題 共に努力を”

6月22日 21時23分

民主党の岡田代表は、日本を訪れている韓国のユン・ビョンセ（尹炳世）外相と東京都内のホテルで会談し、日韓両国の関係改善を進めるためにも、両国がいわゆる従軍慰安婦の問題の解決に共に努力する必要があるという考えを示しました。

この中で、ユン外相は「日韓関係に誰よりも関心を持っている岡田代表に、今後とも両国の関係の発展に向けて尽力をお願いしたい」と述べました。
これに対し、岡田代表は「日韓関係でいちばん気になるのは、両国の国民感情が非常に悪くなっていることだ。こうした状況をなんとか打破していく責任がわれわれ政治家にはある」と指摘しました。
岡田氏によりますと、会談の中で、岡田氏はいわゆる従軍慰安婦の問題について「和解の問題はずっと続くものであり、元慰安婦の皆さんが高齢になっている状況のなかで、しっかりした解決が求められる。日韓両国の政府が解決しようという気にならなければできない問題だ」と述べ、日韓両国の関係改善を進めるためにも両国が問題の解決に共に努力する必要があるという考えを示しました。
岡田氏は会談のあと記者団に対し、「従軍慰安婦の問題について、早期にしっかりとした決着をつけなければいけないという気持ちは共通していた」と述べました。