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韓国大統領「総理大臣談話に注目」
6月22日 20時41分

韓国のパク・クネ(朴槿恵)大統領は、日韓の国交正常化50年の記念行事出席のためソウルを訪れている額賀元財務大臣と会談し、関係改善に意欲を示す一方で、安倍総理大臣が戦後70年のことし発表する「総理大臣談話」の内容に注目していると述べました。
韓国のパク・クネ大統領は、22日午後、ソウルで日韓議員連盟の会長を務める額賀元財務大臣らと会談しました。
額賀元財務大臣によりますと、パク大統領は、21日夜、東京で行われた日韓の外相会談で、韓国が反対していた「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産への登録を巡り、韓国の推薦案件とともに登録されるよう協力していくことなどで一致したことについて、「一定の合意がなされ、方向付けをすることができてよかった」と評価しました。
パク大統領は、そのうえで、「国交正常化50年を契機に過去の傷を癒やしつつ、新しい両国の関係のために信頼外交を展開していきたい」とする一方、安倍総理大臣が戦後70年のことし発表する「総理大臣談話」の内容に注目していると述べたということです。
22日の会談で、パク大統領は、いわゆる従軍慰安婦の問題などへの言及は避けたということで、発言は、日本との関係改善への意欲を示すとともに、「総理大臣談話」について韓国が受け入れ可能な内容とするよう求めるものとなりました。

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