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「判決に計算ミス12か所」訂正求め申し立て6月22日 18時05分
脳出血で倒れた男性が勤務先を訴えた裁判で、原告側が「東京地方裁判所の判決には単純な計算ミスが12か所あり、残業時間が少なく認定されている」として、裁判所に判決の訂正を求める申し立てをしました。
これは原告の弁護士が会見で明らかにしたもので、原告の61歳の男性医師は、脳出血で倒れ、勤務先の病院に賠償を求める裁判を起こしています。
東京地方裁判所は、ことし4月に訴えを退ける判決を言い渡しましたが、原告側が控訴して判決を確認したところ、根拠となった労働時間の一覧表に単純な計算ミスが12か所見つかったということです。
倒れる前の1か月間の残業時間が、この判決では実際よりも2時間余り少なく、およそ57時間と認定されているということで、原告側は、「残業が60時間になるとストレスが強くなるという医学的な研究があり、計算ミスは結論に影響を及ぼした可能性がある」として、東京地裁に判決の訂正を求める申し立てをしました。
原告側の代理人を務める川人博弁護士は「あまりにもずさんで司法に対する国民の信頼を損なう」と話しています。一方、東京地裁は、「具体的な裁判に関わることで、コメントできない」としています。
東京地方裁判所は、ことし4月に訴えを退ける判決を言い渡しましたが、原告側が控訴して判決を確認したところ、根拠となった労働時間の一覧表に単純な計算ミスが12か所見つかったということです。
倒れる前の1か月間の残業時間が、この判決では実際よりも2時間余り少なく、およそ57時間と認定されているということで、原告側は、「残業が60時間になるとストレスが強くなるという医学的な研究があり、計算ミスは結論に影響を及ぼした可能性がある」として、東京地裁に判決の訂正を求める申し立てをしました。
原告側の代理人を務める川人博弁護士は「あまりにもずさんで司法に対する国民の信頼を損なう」と話しています。一方、東京地裁は、「具体的な裁判に関わることで、コメントできない」としています。