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術後の患者相次ぐ死亡受け 再発防止へ緊急提言6月22日 18時55分
群馬大学附属病院で腹くう鏡の手術を受けた患者が相次いで死亡する問題などが起きたことを受け、全国45の国立大学病院でつくる国立大学附属病院長会議は、「事態は深刻で、大学病院への信頼を揺るがすものだ」として、再発防止のための緊急提言を発表しました。
この緊急提言は、群馬大学附属病院や東京女子医科大学附属病院で患者が手術後に相次いで死亡した問題を受け、全国45の国立大学病院で作る国立大学附属病院長会議が22日発表したものです。
提言では、各診療科の責任者は、手術に関連する患者の死亡がどのくらいの割合で起きているのか調べるべきで、その割合が一定以上の場合には、診療の過程を見直す必要があるとしています。
さらに、特定の治療方法について倫理審査委員会に申請すべきかどうかは、診療科の責任者を含む複数のスタッフが判断する体制を整える必要があるなどとしています。
病院長会議の委員長の山本修一千葉大学附属病院長は、「大学病院に対する信頼を揺るがす深刻な事態だと受け止めている。各病院は、緊急提言を通じて、医療の安全確保に努めてほしい」と話していました。
提言では、各診療科の責任者は、手術に関連する患者の死亡がどのくらいの割合で起きているのか調べるべきで、その割合が一定以上の場合には、診療の過程を見直す必要があるとしています。
さらに、特定の治療方法について倫理審査委員会に申請すべきかどうかは、診療科の責任者を含む複数のスタッフが判断する体制を整える必要があるなどとしています。
病院長会議の委員長の山本修一千葉大学附属病院長は、「大学病院に対する信頼を揺るがす深刻な事態だと受け止めている。各病院は、緊急提言を通じて、医療の安全確保に努めてほしい」と話していました。