中途採用に応募しようと準備中の方、あるいはこれから中途採用面接に挑む方のなかには、面接に対して不安を感じている方もいるのではないでしょうか。
面接では、自分の人生を左右する大切な話をします。しかも相手は初対面の面接官なのですから、誰だって緊張して当たり前ですよね。
ここでは、5分でチェックできる中途採用面接の9つのポイントをお伝えします。まずは目次をチェックして気になったポイントは内容を確認し、不安を解消して面接に臨んでください。
1. 面接時間と場所の確認
地図はもちろん、どの部署の誰を訪問するかも把握しておく
面接に遅刻は厳禁。余裕を持って家を出ても、電車の遅延で遅れたり、道に迷ったりすると、焦って実力が発揮できなくなることがあります。抜かりのないように気をつけましょう。
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2. 中途採用面接に必要な持ち物
応募書類一式も忘れずに
履歴書や印鑑などを持ってくるように指示されている場合は、絶対に忘れないように気をつけましょう。指示がない場合でも、履歴書などの応募書類はコピーを持っておくと、行きの電車の中などで確認ができて安心です。他のものは忘れてしまった場合にも、コンビニなどで購入できます。
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3. 中途採用面接者が服装で気をつける点
清潔かつ健康的に
中途採用の面接の場合、服装や髪型、メイクなどが新卒採用と比べてシビアな目で見られます。ビジネスマナーを守り、清潔で健康的な印象を与えられるのがベストです。家を出る前に加えて、面接に挑む直前にも、鏡を見てもう一度チェックしましょう。
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〈男性編〉
〈女性編〉
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※より詳しくは→写真でわかる・転職時の面接の服装・マナー(スーツ編)
4. 面接のマナー
受付や入退室、面接中に配慮すること
面接会場の会社に到着したら、そのときからもう面接は始まっているようなもの。受付や入退室、面接中のマナーをおさらいしておきましょう。
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〈受付〉
〈入室
〈入室
面接室の上座・下座の位置(※1が上座(第一席)、自分は4へ) 〈面接中〉
〈面接終了後〉
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※より詳しくは→面接前にチェック!意外と知らない転職の面接マナーまとめ
5. 中途採用面接で聞かれる基本的な質問
必ず聞かれる質問と回答のコツ
中途採用面接で必ず聞かれる質問と答える際のポイントは以下のとおり。どの質問にも自分の言葉で簡潔に答えられるようにしておきましょう。
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※参考1→転職の成功率がグンとアップ!面接での質問のしかた、答え方
※参考2→面接官の心をつかむ「自己紹介」の話し方~転職活動の面接必勝術~
※参考3→面接官も思わず納得!面接の退職理由の話し方まとめ
予想外の質問をされたら
面接は決して一方的なプレゼンテーションではなく、面接官と面接者がコミュニケーションをする場です。想定していない質問をされることもあるでしょう。慌てていい加減な返答をしてしまうと、あとで話のつじつまが合わなくなり、悪印象につながってしまうこともあります。
予想外の質問をされても、焦らず落ち着いて自分の考えを話しましょう。何も思い浮かばない場合は「少しお時間をいただいてもよろしいでしょうか」と考える猶予をもらうのも有効です。
6. 業界知識を把握しておこう
他業界で転職活動するときは必ず予習を
中途採用面接、とくにこれまで働いてきた業界とは違うところに転職する場合は、面接で業界知識も問われます。面接官も、業界をまるで知らない人より少しでも業界のことをわかっている人を採用したいと思うもの。面接を受ける企業の情報だけではなく周辺の業界知識、たとえば業界規模や競合他社の情報などもきちんと把握しておきましょう。
最低限抑えておきたいポイント
業界知識について、中途採用面接までに少なくとも頭に入れておきたいポイントは以下の通りです。これを抑えるだけで、実際にその企業で働くイメージがずっと具体的になるはずです。
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面接まで時間がない場合は
これから面接に向かうまでにあまり時間がなくても、下記のようなサイトや本で概要だけでもつかんでおくことが大切です。書店に立ち寄る暇がないなら、スマートフォンにKindleのアプリを入れておけばKindle版のダウンロードも可能です。状況に合わせて使ってみましょう。
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〈手軽に概要をつかめるwebサイト〉 〈もっと詳しく調べられる本・電子書籍〉 |
面接中にわからないことが出てきたら
専門的な話になってくると、面接の中でもわからないことも出てくるでしょう。そんなときには正直に、「不勉強で申し訳ございません、教えていただけないでしょうか」と言いましょう。多用は厳禁ですが、ただ「わかりません」と言うよりも意欲や正直な人柄を伝えることができます。
7. 時事ネタを仕込むとなお安心
デキる! と思わせる時事ネタも念のため用意
ビジネスパーソンとしての資質を見られているわけですから、面接の中で時事ネタが話題になる場合もあります。「最近気になるニュースは?」「○○のニュースについてどう思う?」などと聞かれたときは絶好のアピールチャンスです。
面接官が知りたいのは、面接者のニュース感度や価値観です。転職先の業界にまつわるニュースを読み解き、「○○のニュースから、△△業界は今後こうなっていくと思われますが、御社はこういう方策でより業績を伸ばすことができるのでは」といった意見が言えるといいですね。
必ず聞かれるわけではありませんが、聞かれて答えられないのはもったいないので、準備しておくと安心です。
※より詳しくは→面接「最近のニュースで気になるものは?」の対処法
8.中途採用面接で最後に聞きたいことは
逆質問で印象アップ
多くの面接では、「最後に何か質問はありますか?」と尋ねられます。自分が相手の会社に興味を持っていることや、企業理念や業務への理解度をアピールする絶好のチャンスです。とっさに慌ててしまわないように、事前に最低でも3つくらいは質問を用意しておきたいですね。また、会社理念や経営方針、具体的な業務内容などの説明を受けた場合は、それに絡めた深い質問ができるとよいでしょう。
代表的な逆質問の例
よくある逆質問の例は以下の通りです。企業のホームページを読むなどして、自分が聞きたいと思ったことをまとめておくと良いでしょう。
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※より詳しくは→最終面接の逆質問で印象アップ!社長・役員に聞く質問集
9. 最後に
ここまで読んだあなたなら大丈夫!
これまでの9つのチェック項目、どれも問題なく準備できていたでしょうか? ひとつも取りこぼすことなく準備できていれば、面接対策はほぼ完璧です。自信を持って面接に向かえることでしょう。
面接はあくまでもコミュニケーションの場ですから、緊張していてもいいのです。もしも想定外のことが起こったり、事前に考えていなかったことを聞かれたりしても大丈夫。笑顔でリラックスして、堂々と中途採用面接に臨みましょう。そうすればきっと、良い結果が得られるはずです!