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【ゴルフ】

松山英樹 3日連続ダボで19位

2015年6月22日 紙面から

第3ラウンド、15番でバンカーショットを放つ松山英樹(共同)

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◇全米オープン<第3日>

 ▽20日、米ワシントン州ユニバーシティープレース、チェンバーズベイ(7637ヤード、パー70)▽曇り後晴れ、気温26度、弱風▽賞金総額1000万ドル、優勝180万ドル▽75選手

 【ユニバーシティープレース(米ワシントン州)テッド・ムース】日本勢でただ一人予選を通過した松山英樹(23)=レクサス=は72で回って通算3オーバー、首位とは7打差の19位となった。21位から出て2バーディー、2ボギー、1ダブルボギーでスコアを落としたが順位は上げた。ジェーソン・デー(オーストラリア)、マスターズ・トーナメント覇者のジョーダン・スピース、ダスティン・ジョンソン(ともに米国)、ブランデン・グレース(南アフリカ)の4人が通算4アンダーで首位に並んだ。

 米ツアーでは「なかなかボギーを打たない男」と評されている松山が、3日連続でダブルボギーをたたいた。順位は21位から19位に上げたが、首位との差は1打開いて7打に。「調子は昨日までよりよかった。ただ、こうやって結果がついて来ないのは、このコースで戦うだけの技術がまだないのかな」と表情を曇らせた。

 ダブルボギーにしたのは、前日バーディーを奪った14番パー4。ドライバーで第1打を打った瞬間に、「あーっ!」と叫んで顔をしかめた。ドローがかかり切らず、フェアウエー真ん中にあるバンカーへ。ピンまで200ヤード。そこから7番アイアンで狙ったが、土手を直撃してボールは出なかった。ほぼ同じ所へ。今度はピッチングウエッジに持ち替えてフェアウエーに出した。第4打はピン下2メートルに付けたが、スライスラインを読み切れず。4オン2パットの6にした。

 1番では7メートルのバーディーパットを決め、その後も2〜8メートルのパーパットを決め続けた。だが、9番でついに我慢しきれなくなり、3パットのボギー。その悪い流れを14番まで引きずってしまった。

 14番の第2打について「(バンカーの土手を越える)ギリギリを狙い、グリーン右手前の傾斜に落とせばチャンスが広がるかなと思った。ちょっと無理をしすぎた」と、攻めたうえでの失敗だったことを説明した。ただ、過去114度の大会で最終日に7打差を逆転したのは1960年のアーノルド・パーマー(米国)のみ。それでも「最終日はトータルでアンダーパーに持って行くようなゴルフができれば、チャンスはあると思う」と、あくまであきらめない気持ちを表した。

 

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