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フリーテル、Windows 10 Mobileスマホやフラッグシップ「極」を発表

「Made by JAPAN」の旗印で世界展開

 プラスワン・マーケティングは22日、スマートフォンブランド「freetel」(フリーテル)の新製品と、MVNO型の通信サービス「freetel mobile」の新料金プランを発表した。

 22日の発表会では、同社の代表取締役 増田薫氏が登壇し、今後の戦略を解説した。

Windows 10 Mobile搭載の「KATANA」シリーズ

 2015年の夏の発売と予告されていたWindows Phone端末は、今回、Windows 10 Mobileを搭載して発売する「KATANA」シリーズとして発表された。

 4.5インチディスプレイの「KATANA 01」と、5インチディスプレイの「KATANA 02」の2機種がラインナップされる。公表されている仕様によると、両者ともクアッドコアCPU搭載で、ドコモとソフトバンクのプラチナバンドに対応したSIMロックフリー端末。各5色展開。価格は、「KATANA 01」が1万9800円(税別、以下同)、「KATANA 02」は2万9800円を予定している。

 発売時期については、(モバイル版を含む)Windows 10が現在開発中ということから、「Windows 10のリリース次第、最速で提供できるようにしたい」(増田氏)としている。

Androidスマホ「SAMURAI」シリーズ

 Android搭載スマートフォンの新シリーズとして、「SAMURAI」シリーズが発表された。「SAMURAI MIYABI(雅)」と、「SAMURAI KIWAMI(極)」の2機種。

 「雅」は、リアカメラに1300万画素のカメラを搭載した、ミッドレンジに相当するモデル。OSはAndroid 5.0。クアッドコアCPUを搭載、メモリが2GB、ストレージが32GB、バッテリー容量が2200mAh。こちらもドコモとソフトバンクのプラチナバンドに対応したSIMロックフリー端末として発売される

 「極」は、「フリーテル史上最高のフラッグシップモデル」として発表された。詳細な仕様については、「オクタコアCPU」とだけ明かされている。発表会では数字だけが並んだスライドが公開された。増田氏によると「これは極のスペックを示す数字で、順次公表していく」という。

 同社では「SAMURAI」シリーズをはじめとしたフリーテルの製品を「日本のモノづくりの粋を込めたスマートフォン」として、世界展開していく方針。現地のキャリアとのパートナーシップや直販といった形で、世界の31カ国にて提供を予定している。

「極」のスペックに関連する数字

「Simple」発売、「Priori 2」はLolipopに。ガラホの提供も

 そのほか、端末については、以前から予告されていたフィーチャーフォン「Simple」の発売時期が明らかにされた。発売は今夏の予定で、価格は5980円。

 「Priori 2」に対しては、Android 5.0(Lolipop)へのアップグレードが予告された。提供は近日中としている。

 さらに、Andoridを搭載した折りたたみ型のスマートフォン「Galaho」(ガラホ、仮称)が発表された。「ガラホ」は、フィーチャーフォンの形状のまま、Androidが動作する端末で、Google Playにも対応しているという。発売時期については、「最速で今年の冬」(増田氏)という。

「freetel mobile」の新料金プラン

 同社の運営するMVNO型の通信サービス「freetel mobile」では、7月15日より料金プランを一新する。データ通信では月額299円〜からの段階制プラン「使った分だけ安心プラン」を提供する。

 同プランは100MBまでが最低金額で、以降1GB、3GB、5GB、8GBを超過するごとに料金が変動していくプラン。上限の10GBでは、月額2470円となる。使いすぎを防ぐため、ユーザーが手動で低速モードに切り替えることができるストッパー機能を用意している。

 データ専用(299円〜)、SMS機能付き(439円〜)、音声通話対応(999円)の3種類が販売される。SIMカードのサイズはそれぞれ、標準、micro、nanoに対応。

発表会の様子

 22日に都内で開催された発表会では、プラスワン・マーケティング代表取締役の増田氏のほか、ヨドバシカメラ 常務取締役 販売本部長の日野文彦氏と、ダイワボウ情報システム 取締役販売推進本部長の松本祐之氏が登壇し、店舗販売や法人向け市場での展開について、方針が示された。

 詳細は、追ってお伝えする。

(石井 徹)