久永隆一
2015年6月22日11時11分
自殺者は減少する傾向でも40歳未満の若年層は減り方が鈍いことが、内閣府の分析でわかった。分析内容は、政府が22日に閣議決定した2015年度版の自殺対策白書に盛り込まれた。
自殺者は03年の3万4427人をピークに減少傾向で、14年は前年より1856人少ない2万5427人だった。そのうち40歳未満の若年層は6635人で、26・1%を占めた。
人口10万人あたりの自殺者数を示す「自殺死亡率」をピーク時と14年とで比べて分析した。すべての年代を含む「全年齢」の減少率は25・9%だったが、20代(ピークは11年)は14・4%、30代(同09年)は19・1%にとどまっていた。
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