韓国メディア、日韓外相会談を肯定的に評価
TBS系(JNN) 6月22日(月)12時32分配信
21日の日韓外相会談を受けた韓国側の反応について、ソウル支局からの報告です。韓国メディアの報道はこのところ、MERS一色でしたが、22日朝の主要紙の一面は、日韓外相会談について大きく伝えています。
日韓関係は慰安婦問題などの他に、新たに世界遺産をめぐる対立なども加わって、こう着状態に陥っていました。日韓ともに譲らない姿勢を崩していませんでした。
しかし、国交50年という節目を迎え、今を逃すと関係改善の糸口がつかめなくなるという両首脳の判断が、今回の外相会談での合意の背景にあったとみられます。
世界遺産問題で日本側が柔軟な姿勢に転じたことも、韓国側にとっては、渡りに船でした。
しかし、今後が楽観できるわけではありません。ソウルでは22日、数々の反日デモが行われていて、慰安婦問題の解決を訴えています。朴槿恵(パク・クネ)大統領は、慰安婦問題で前進することが首脳会談の前提としていて、日本側との隔たりは大きなままです。
最大の懸案である慰安婦問題で、どこまで歩み寄れるのかが今後の関係改善のカギを握っています。(22日11:32)
最終更新:6月22日(月)15時11分
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