写真・図版津市内で誤捕獲されたオスのツキノワグマ＝津市白山町川口、県獣害対策課提供

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　津市白山町川口の山中で１９日午後４時４０分ごろ、イノシシ用のおりの中に、オスのツキノワグマ１頭が誤捕獲されているのが見つかった。津市でクマが捕まるのは近年例がない。県と津市は２０日、「住民の安全を第一に放獣場所を検討する」ことを確認した。

　誤捕獲されたクマは、体長１・２メートル、体重５８キロ。５月１７日にいなべ市で捕まり、滋賀県に放獣されたクマとは別個体という。今回の捕獲場所も、いなべ市と同じ「クマは生息していない」とされてきた地域だった。

　県獣害対策課は「次は津市か」と困惑する。過去５年間、津市内でのクマの目撃情報は、陸上自衛隊久居演習場で１度あっただけだった。

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