学生ら「戦争法案、絶対反対」 京都で2200人デモ
集団的自衛権行使を含め自衛隊の活動拡大を図る安全保障関連法案に反対する学生らのデモが21日、京都市中心部であった。「戦争法案、絶対反対」「民主主義って何だ」。ラップのリズムに乗せた訴えを響かせながら、約2200人(主催者発表)が練り歩いた。
一行は東山区の円山公園を出発し、四条通や河原町通を約2時間にわたって行進。先頭のトラックに乗ったDJがコールを引っ張り、参加者は「平和を守れ」「国民なめるな」と気勢を上げた。学生がトラックから「僕らの手は銃を手に取るためにあるのではない」などと演説も行った。
京都や大阪など関西の学生が5月に立ち上げた団体「シールズ関西」が、初めて行うデモとして学生の多い京都で企画した。開始前は500~600人程度の参加者を見込んでいたが、沿道から加わる人もいて予想以上に多かったという。
メンバーの神戸大院生(24)は「こんなにも大勢の人が反対の声を上げてくれるとは。安保法制を止めるため、今後もできることを、やれる場所でやっていきたい」と手応えを感じていた。
京都府生活協同組合連合会もこの日、市内中心部を歩いて平和を訴える「ピースパレード」を行い、組合員約150人が参加した。
【 2015年06月21日 22時08分 】