(台北 21日 中央社)米誌「タイム」アジア版最新号で表紙を飾ることになった野党・民進党の蔡英文主席。来年1月に実施される総統選への出馬が決まった影響か、中国大陸や香港の一部メディアは見出しにモザイク処理をして関連ニュースを報じた。
大手メディア、フェニックステレビ傘下のメディアがモザイク処理をしたのは「彼女は中華圏で唯一の民主主義国家を率いるかもしれない」と題された見出し。記事の内容に触れる際も「総統」を「台湾地区のリーダー」と言い換えるなど、北京当局が神経を尖らせているのに配慮するかのような報道を行なった。
インターネット上では、「中国大陸(の面積)は大きいのに心臓は小さいんだな」などと大陸側の反応を揶揄する声が上がっている。
(編集:齊藤啓介)