今日、金比羅の勉強会のトリでボクが喋ってる途中で、最前列のお客さんが噺の途中で急に立ち上がり、探し物があったのか自分の周りをウロウロし出しはりました。
ガサゴソと音を出しながら。
当然、周りのお客さんはそっちに注目しはる訳で、お陰で全体の3分の2は全く受けませんでした。
…聞けば今日、動楽亭でも酔っぱらいのお客による騒動があったとのこと。
はっきり言いますが、そんな方は迷惑です。
こっちは「命をかけて」舞台を務めてます。
特に…今日は米朝師匠の追悼番組の収録があった後の、毎回米朝師匠が来てはって終演後に必ず弟子にとって恐怖の反省会をしてはった金比羅の会で、しかもトリで喋ってるんです。
それも吉朝に対する思い入れのあるネタで。
あんまりこんな事言いとないですが、各自相当の気合を入れて舞台に上がってます。
特に今日はボクにとっては特別な位置で大ネタを掛ける日でした。
…舞台に出てネタを喋ってる時は、邪魔をしないでください。
こっちも生き物、生モノです。
全体でいい舞台を(落語を)共感したいと思い、必死で喋ってるんです。
それが目の前で誠に非道な態度。。。。すごく残念な気持ちになりました。
噺家はとても弱い生き物なので、大事に扱ってくださいm(_ _)m。
※すいません、今日はちょっと思うところが有り、「目指せ、1日1鉄!」の写真は掲載いたしません。
2015年04月07日
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あの客はとても迷惑でしたね。最低の奴です。
どうやら、ちょっと酒が入ってたみたいな感じでした。もう二度と来るなってアホです。
さて、トリでの猫忠、実は4年前の文芸での上方落語勉強会のトリだった時に初めて拝見してます。その時は、正直、まだ力不足かな?と感じたんですが、昨夜は良かったです。落ち着きがあったし、ちょっとしたくすぐりもあったし〜鬱陶しい客に邪魔されたけど、いい猫忠だったと思いますよ。
ところで、昨夜の猫忠での笛、自分の落語でもしん吉さんが吹きたいくらいだったかもしれませんが、まあそれは無理な話で〜昨夜の笛はまん我さんでしょうかね?まん我さんもしん吉さんほどではないけど、けっこうお上手なほうですもんね。
今回のアクシデントにもかかわらず、あれだけの猫忠を演じられたんですから、見る人はちゃんと評価されてると思いますよ。
長々と失礼しました。
私、お客さんの態度で噺に集中できない会が続いております。
先日、しん吉さんも御出演の会では斜め前のおじ様が眠り始めました、寝ているだけなら良いのですが鼾・・・。以前繁昌亭では最前列で隣のおじ様、これも鼾です。思わず心の中で帰れっ!携帯電話は必ず鳴るし・・それも止め方が解らないのか延々と鳴り続けたり、動楽亭では中入り後にお客さんがビールとおつまみを持って戻られました・・・二度見しました。ええの?です。本当にお客さんのマナーが悪いと感じる今日この頃です。
一番太鼓、二番太鼓、出囃子、出番の噺家さんの顔を浮かべながら誰が笛?太鼓?ワクワクしながら登場を待ちます。
演者さんもお客さんも二度と同じ空間は無いのです。楽しんで泣いて笑いたいですね。
高座のしん吉さんは、誰よりも嫌なお気持ちだったでしょうに、それをお顔には出さずに、毅然とお続けになるのを拝見して、ああ、これぞ、見てる方も見習わなと、感じ入った次第です。
「猫忠」、私も大好きなお噺で、またいずれ拝見できましたら幸いです。
しかし、手があるか、ですよね。
落語の楽しみ、どうやって広げていくか。
同心円のように、自然な広がりで新しいファンを獲得していけるとよいのでしょうが、
正直はしにも棒にもかからない人っていますからね。
わたしの経験の範囲では、神奈川の座間で談志さんが鼠穴をやっている最中に、ご夫妻がセンターから中座されて、心臓がとまりそうになったことがあります。
ご賛同頂き、誠に恐縮であります。
たったお1人のせいでこんなコトを書いてしまった自分に、後で反省いたしましたがm(_ _)m、客席のマナーに関しましては今に始まったコトでなく。
携帯電話に関しましては電車の車内然り、そこそこご高齢の方の方が“なってない”と思ったり、若い者にもヒドイ人あり。
1人1人の心がけが大事で、みんなで良い時間を共感できれば素敵やなと思う今日このごろです。