川越・菓子屋横丁で火災 全焼5棟、5人死傷
埼玉新聞 6月21日(日)20時33分配信
21日正午すぎ、川越市の人気観光スポット「菓子屋横丁」から出火、密集する店舗や住宅など5棟を全焼し5人が死傷したほか、2棟が半焼、4棟が壁を焦がすなど、計11棟を焼いた。
川越署によると、21日午後0時10分ごろ、川越市元町2丁目の菓子店「室岡製菓」から出火、木造モルタル2階建て店舗を全焼したほか、火は西隣の美容室、南側の民家などに延焼した。同製菓の室岡登三男さん(90)が全身にやけどを負い死亡した。近所の男性(75)が両腕やけどで病院に運ばれたほか、男性(48)が顔にやけど、70代の女性と男性(65)が喉の痛みを訴えるなど計4人が軽傷を負った。
菓子屋横丁は、あめや芋菓子など、素朴で昔懐かしい味をそろえた駄菓子屋などが20軒ほど並び、年間660万人近くの観光客が訪れる川越の中でも指折りの人気スポット。休日の出火当時は、多くの観光客でにぎわっていた。同製菓は、せんべいなどの商品を販売し、油で揚げた菓子もちも人気だった。出火当時、店内に客はいなかった。
同署で原因を調べている。
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