産経ニュース

慰安婦や遺産登録問題、解決の糸口は…外務審議官をソウル派遣 政府、日韓外相会談へ調整

ニュース 政治

記事詳細

更新


慰安婦や遺産登録問題、解決の糸口は…外務審議官をソウル派遣 政府、日韓外相会談へ調整

 政府は19日午前、東京都内で21日に開く日韓外相会談を前に、杉山晋輔外務審議官をソウルに派遣した。韓国外務省の趙太庸第1次官らと会談するとみられる。従軍慰安婦や「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産への登録の問題など懸案の解決へ糸口を見いだしたい考えだ。

 杉山氏は、羽田空港で共同通信に「外相会談に向けた詰めの協議を行う」と説明した。これに関し、岸田文雄外相は19日の記者会見で「2国間の課題、北朝鮮問題など国際情勢について意見交換したい」と述べた。慰安婦問題については「局長級協議で議論を積み重ねてきた。外相間でも議論したい」と述べるにとどめた。

 韓国の尹炳世外相は21日に来日し、外相会談に臨む。22日には東京の在日韓国大使館が開く日韓国交正常化50周年の記念行事に出席。安倍晋三首相とも会談する。韓国外相の来日は2011年以来、約4年ぶり。13年の朴政権発足後では初めて。

関連ニュース

「日韓新時代のキックオフ」 日韓議員がサッカー外交 ソウルで9年ぶり親善試合

「ニュース」のランキング