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会期延長幅めぐり、自民の国会対策が「異例の迷走」

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会期延長幅めぐり、自民の国会対策が「異例の迷走」

衆院予算委員会で民主党の玉木雄一郎氏の質問に答える中谷元防衛相=18日午前、国会・衆院第1委員室(酒巻俊介撮影)

 政府・与党は18日、集団的自衛権の限定的行使を可能とする安全保障関連法案を今国会中に成立させるため、22日に衆参両院の本会議を開き、24日までの国会会期の大幅延長を議決する方向で調整に入った。会期末の間近まで延長幅が決まらないのは異例だが、原因は衆院平和安全法制特別委員会での審議の大幅な遅れだ。審議を指揮する自民党国会対策委員会の力不足を指摘する声もある。

 与党は延長手続きについて、22日午後に自民党の谷垣禎一幹事長が各党に延長幅を伝え、同日夕から夜に衆参両院で本会議を開き議決する日程を描いている。

 延長幅については、法案が参院送付後60日たっても採決されず、衆院で3分の2以上の賛成による再可決が可能となる憲法59条の「60日ルール」の適用も視野に、9月上旬までを軸に調整。ただ、9月は自民党総裁選など政治日程が立て込んでおり、8月末までに抑える案も残っている。

 自民党の佐藤勉国対委員長は18日の国対会議で「今週は会期の話はしない」と語り、直前まで調整が続くとの認識を示した。

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