[PR]

■谷垣禎一・自民党幹事長

 国会を延長して一番説明しなければならないのは、戦後70年、なぜ日本は1回も戦争することなく、戦争に巻き込まれることもなく、今日まで過ごしてくることができたのか、それをしっかり踏まえていく必要があるということだ。

 二つ理由があると思う。一つは平和外交、もう一つは日米安全保障条約と自衛隊による抑止だ。抑止も、あまりやりすぎれば周辺諸国が警戒する。足りなければやられてしまうかもしれない。どこが一番いいところなのか、という議論をしなければならないが、国会でもなかなかそういう議論にはなっていない。

 当然、こういう問題は国会で十分議論をし、国民のみなさまに納得していただかなければならない。周辺諸国にも、国会の議論を通じて日本の考えを明らかにしていかなければならない。そういうことをしっかりできるよう、会期をとって、この国会で平和安全法制を仕上げてまいりたい。(自民党山形県連大会でのあいさつで)