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日韓外相会談 世界遺産登録など協議か
6月21日 17時55分

日韓外相会談 世界遺産登録など協議か
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岸田外務大臣は、日本を訪れている韓国のユン・ビョンセ(尹炳世)外相と21日夜、東京都内で会談しました。会談で、岸田大臣は「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産への登録を巡り、韓国が「朝鮮半島の人々が強制徴用された施設がある」として反対していることを踏まえ、こうした主張に一定の配慮をする意向を示して、登録への同意を得られないか、韓国側と意見を交わしたものとみられます
岸田外務大臣は、日韓両国の国交正常化から22日で50年になるのに合わせて、韓国の外相としては4年ぶりに日本を訪問しているユン・ビョンセ外相と、午後5時半すぎから3時間余りにわたって、東京都内にある外務省の飯倉公館で、食事を交えて会談しました。
会談の詳しい内容は分かっていませんが、「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産への登録を巡って、岸田大臣は、「あくまで学術的な観点から判断されるべきだ」として登録は譲れないという日本の立場を説明したものとみられます。そのうえで、韓国が「朝鮮半島の人々が強制徴用された施設がある」として反対していることを踏まえ、こうした主張に一定の配慮をする意向を示して、登録への同意を得られないか、韓国側と意見を交わしたものとみられます。
また、会談では、いわゆる従軍慰安婦など歴史認識の問題や、韓国が福島県などの水産物の輸入を禁止する措置を取っていることなど両国間の懸案への対応、それに、おととし2月のパク・クネ(朴槿恵)政権の発足後、1度も行われていない日韓首脳会談の実現を巡っても協議が行われたものとみられます。

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