国際情報
アメリカ 中国が恩を返す気ないと気づき軍事衝突危機高まる
2015.06.21 16:00
とにかく、中国という国には、恩を授けてくれた人には恩で返すという考え方など全くない。俺のものは俺のもの、俺のものでないものは力尽くで奪うというのが、彼らの考え方なのだ。
アメリカもようやくそれに気づいたのだろう。いよいよ、米中の軍事衝突の時が迫っている。
衝突は案外あっさりと起きるはずだ。中国は南シナ海の80%は中国領だと主張しているので、周辺海域にアメリカが介入すれば、中国側は必ず反応する。英雄願望のある中国のパイロットが勝手に飛行機に乗って、アメリカの空母を爆撃しようとすれば、一気に戦争に発展する。だいたい、戦争というのはそのようにして始まるものだ。
だが、この「危険なゲーム」は中国にとって悪夢になるだろう。空母の数はアメリカが10以上に対し、中国はようやく1隻を手に入れたばかりで、あとの1隻はまだ建設中だ。中国自慢のステルス戦闘機J-20にしても、性能からパイロットの質に至るまで、アメリカのF-22ラプターには比べるべくもない。いくら弱腰のオバマに率いられているとは言え、米軍が世界最強なことは全く揺るがない。そのことを習近平も思い知ることになるだろう。
※SAPIO2015年7月号
とにかく、中国という国には、恩を授けてくれた人には恩で返すという考え方など全くない。俺のものは俺のもの、俺のものでないものは力尽くで奪うというのが、彼らの考え方なのだ。
アメリカもようやくそれに気づいたのだろう。いよいよ、米中の軍事衝突の時が迫っている。
衝突は案外あっさりと起きるはずだ。中国は南シナ海の80%は中国領だと主張しているので、周辺海域にアメリカが介入すれば、中国側は必ず反応する。英雄願望のある中国のパイロットが勝手に飛行機に乗って、アメリカの空母を爆撃しようとすれば、一気に戦争に発展する。だいたい、戦争というのはそのようにして始まるものだ。
だが、この「危険なゲーム」は中国にとって悪夢になるだろう。空母の数はアメリカが10以上に対し、中国はようやく1隻を手に入れたばかりで、あとの1隻はまだ建設中だ。中国自慢のステルス戦闘機J-20にしても、性能からパイロットの質に至るまで、アメリカのF-22ラプターには比べるべくもない。いくら弱腰のオバマに率いられているとは言え、米軍が世界最強なことは全く揺るがない。そのことを習近平も思い知ることになるだろう。
※SAPIO2015年7月号