南シナ海の島に海自機到着
【プエルトプリンセサ共同】海上自衛隊のP3C哨戒機1機が21日、フィリピン軍との共同訓練のため、南シナ海に面する同国西部パラワン島プエルトプリンセサに到着した。自衛隊の部隊が同島に入るのは初めて。南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島で岩礁埋め立てを進める中国を念頭に、フィリピンとの連携の強さを示す機会となる。
P3Cでパラワン島入りしたのは、鹿屋航空基地(鹿児島県鹿屋市)の第1航空群所属の隊員約20人。23日からはフィリピン軍の要員も機内に乗り込み、西沖の南シナ海の公海上空で飛行する予定。
今回の訓練名目は災害時の人道支援や捜索救助活動。
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