2015-06-22

僕は誰かに甘えることができない

都内実家の中はとても汚かった。

冷蔵庫の中は賞味期限が切れたものでいっぱいで、ダイニングテーブルの上には食べかけのお菓子や、よく分からないチラシなどの紙などが散らかり放題だった。

床にも紙とかものが落ちている。

自分の部屋には捨てたはずの予備校模試赤本があった。

自分が捨てるために積んでおいたやつを、母親が汚く自分の部屋に置きなおしていた。

自分母親はとても頭が悪く、絶望的にいらない物を捨てたり、片付けたりできないのだ。

京都に行く前は、自分のせいで散らかってると思ったがそんなことはなかった。

僕は3ヶ月以上この都内の家に入っていないのだ。

京都自分の部屋はまだこの家に比べてずっと綺麗だ。

からさまに母親のどうしようもない頭の悪さがにじみ出ているのだった。

他人のせいにするなという人がいるが、捨てたはずの早稲田大学赤本自分の部屋に汚く置いてあるのを見て、こりゃ遺伝都の西北には行けるわけないなと絶望に近い感情を抱いた。

都内散歩したがボアソナードタワーリバティタワー強制的に目に飛び込んできて絶望する。

今頃、日吉大学ハルカは男と遊んでいるのだろう。甘えてるのだろう。

東京大学への仮面浪人などは好きにしろ神戸大学卒の父親に言われたが、学力面でも時間的にも立場的にも絶望しかなかった。

一瞬だけ、(古)都の西北大学でも良いかと思ったが、月曜には北海道から来た頭の悪いふぞくなボンボンとかと授業を受けなければいけないと思うとやっぱりやめたいと思うのだ。

グリーン車京都の家に戻ると天使が僕のベッドに横向きに寝ていた。

おそらく羽を傷めないように横向きに寝ているのだろう。

天使はとにかく綺麗だった。

寝相も良かった。

心に余裕があるのだろう。

天使は誰かに甘えられるのだ。

しかし、自分は甘えることができるような容姿じゃなかった。

一生、無償で甘えることはできないと思うと死んじゃいたくすら思うのだった。

トラックバック - http://anond.hatelabo.jp/20150622011511

記事への反応(ブックマークコメント)