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一般ニュース
今日のニュースいろいろ
Vladimir Putin 露大統領が 2015/6/16 に、「2015 年中に、最新型の ICBM (Intercontinental Ballistic Missile)×40 発を増強する」と発言。アメリカが東欧に重装備の事前集積を計画している、との報道に対して出てきた発言。(SpaceWar 2015/6/16)
ただし一方で、外交問題担当大統領補佐官の Yury Ushakov 氏は「脅威の可能性に対処しようとしているが、経済を弱体化させる軍備競争には原則的に反対」と発言している。なお、「ロシアと西欧諸国が直接的な軍事的衝突に至る可能性」についてはコメントを拒否。(DefenseNews 2015/6/17)
ノルウェーが、NATO のミサイル防衛システムに参画するほか、国防費の対 GDP 比を 1.41% から 2% に引き上げると表明。ロシアとの信頼醸成にヒビが入る可能性が。(DefenseNews 2015/6/17)
中国は、南シナ海の島嶼で実施している埋め立て工事について「一部を近いうちに終了させる」と表明。(SpaceWar 2015/6/16)
今日のニュースいろいろ
フィリピン外務省の Charles Jose 報道官は、2015/6/7-13 にかけて国際司法裁判所 (International Court of Justice, The Hague, The Netherland) において、南シナ海の島嶼を対象とする中国との領有権問題についてプレゼンを実施する、と発表した。その際、フィリピン側の関係者に加えてアメリカのロイヤーも助っ人に加わるとの説明。(SpaceWar 2015/6/15)
アメリカが東欧に重装備を集積する計画を持っているとの話が出たのを受けて、ロシアが猛反発中。露国防省の Yuri Yakubov 大将は「冷戦後、もっともアグレッシブな行動」と非難。「ロシアには、軍やリソースを西方展開する以外の選択肢がなくなる」とも。(Deutsche Welle German radio 2015/6/15)
今日のニュースいろいろ
米空軍 AFGSC (Air Force Global Strike Command) は、BALTOPS 2015 演習で実施した摸擬機雷投下訓練について発表した。米海軍の Navy Munitions Command Unit Charleston と米空軍の第 5 弾薬隊 (5th Munitions Squadron, Minot AFB, ND) が共同で実施したもので、2015/6/10 に B-52H×2 が Mk.62 Quickstrike 機雷×18 発を搭載して、演習の現場で投下した由。(USAF 2015/6/13)
英仏両国海軍がバルト海で、関係強化を企図した演習 "Griffin Rise" を実施中。Lancaster House Treaty of 2010 を受けて実施しているもので、英海軍 (RN : Royal Navy) からは艦隊旗艦の HMS Ocean などが参加。(MoD UK 2015/6/12)
仏大統領府は、フランスとクウェートの首脳による電話会談について発表した。地域的安定への貢献に加えて、クウェートが Airbus Helicopters 製 H225M (EC725) Caracal×24 機の調達に関心を示していることが明らかにされた。(French Presidential Palace 2015/6/10)
オーストラリア政府は、ASC の民営化について「そんな計画はない」と説明。国内外の投資家が同社の民営化計画に関心を示しているとされ、それに対して見解を示したもの。(IHS Jane's 360 2015/6/14)
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産業・装備・調達
最近のニュースいろいろ
GAO (Government Accountability Office) が「米空軍の核兵器搭載用爆撃機が、NC3 (Nuclear Command, Communications and Control) システム用として導入を計画していた衛星通信端末機を欠いた状態にある」と指摘する報告書をまとめた。(SpaceWar 2015/6/17)
Rostec 傘下の UIMC (United Instrument Manufacturing Corp.) が、「UAV や精密誘導兵器を無力化できるマイクロ波兵器 (microwave gun) を開発した」と発表した。Buk 地対空ミサイル システムと組み合わせて使用するもので、有効距離は 10km、全周のカバーが可能との説明。(SpaceWar 2015/6/17)
UAC (United Aircraft Corp.) のボス・Yuri Slyusar 氏が、Sukhoi T-50 こと PAK-FA (Perspektivnyi Aviatsionnyi Kompleks - Frontovoi Aviatsyi) について「試験用機を 3 機、増勢する (合計 8 機)。試験プログラムは 2016 年の末か 2017 年の初頭に、露空軍に移管する」と発言。(Fox News 2015/6/16)
フランスが、Alpha Jet の後継機調達に乗り出した。正式な RfP は年内に発出することになる見込み。Alenia Aermacchi Sp.A が 4 月に、開発中の M-345 HET (High Efficiency Trainer) について情報提供を求められたとの情報もある。20-25 機を調達、年間飛行時間 12,000 時間とするとの話も。同機のほか、Aero Vodochody の L-39NG や Pilatus PC-21、Beechcraft T-6 の名前も取り沙汰されている。(DefenseNews 2015/6/16)
Textron Systems はカナダ陸軍 (RCAF : Royal Canadian Army) 向け TAPV (Tactical Armored Patrol Vehicle) について、機動性の問題を解決できたので 2016 年からデリバリーを開始することを明らかにした。2014 年に実施した試験の結果、機動性に関する問題が見つかって設計変更を余儀なくされていたもの。(DefenseNews 2015/6/16)
CACI International Inc. は米海軍 NSWC (Naval Surface Warfare Center) Crane Division の Electro-Optic Technology Division から、電子光学機器に関連するエンジニアリング/テクニカル サポート業務の契約を 3,200 万ドルで受注した。(SpaceWar 2015/6/10)
Piaggio Aerospace はジェット推進 UAV の開発を進める考えだが、つなぎとなる MALE (Medium-Altitude, Long-Endurance) UAV して、手持ちの P.IHH Hammerhead を売り出していく考え。MQ-1 Predator や Heron といった競合機にない価値を提供できるというのが同社の見解。(DefenseNews 2015/6/16)
JF-17/FC-1 が、アジアの某国から初の輸出商談を獲得したとの情報。2017 年からデリバリー開始とのこと。Forecast International Inc. では、可能性がある買い手としてバングラデシュ、カンボジア、ミャンマー (ビルマ)、スリランカの名前を挙げている。(DID 2015/6/16, Forecast International 2015/6/15)
UAC (United Aircraft Corp.) のボス・Yuri Slyusar 氏が Paris Air Show 2015 の席上で、「ロシア軍は Sukhoi T-50 こと PAK-FA (Perspektivnyi Aviatsionnyi Kompleks - Frontovoi Aviatsyi) の第一陣を 2016 年の末か 2017 年の初頭に受領する」「試験を拡大・迅速化する。計画の遅れはない」と発言。(DefenseNews 2015/6/15)
COLT Defense LLC が 2015/6/14 に、連邦破産法第 11 条 (Chapter 11) の適用をデラウェア州の連邦破産裁判所に申請したと発表、事実上倒産した。(DefenseNews 2015/6/15)
Raytheon Co., Missile Systems 部門のボス・Taylor Lawrence 氏が、GBU-53/B SDB II (Small Diameter Bomb Increment II) の動力付きバージョンを検討中。イギリスが、F-35 に搭載する「小型巡航ミサイル」を求めており、競合する MBDA が動力付きの Spear を提案しているのを受けた動き。(DefenseNews 2015/6/15)
カナダ空軍 (RCAF : Royal Canadian Air Force) は CH-149 Cormorant 救難ヘリ×14 機の MLU (Mid-Life Upgrade) を考え始めている。部品取り用として、アメリカで計画中止になって宙に浮いていた VH-71×9 機を購入しているが、そのうち 7 機はまだ飛行可能な状態なので、これを救難機に転用できないかとの考えが。すでに AgustaWestland からは改修提案が出ているとのこと。(DefenseNews 2015/6/15)
Selex ES と HAV (HybridAir Vehicles) は、ハイブリッド型飛行船を海洋監視プラットフォームとして活用するための能力実証を実施する、という内容の合意をまとめた。現在、英国防省を初めとするポテンシャル カスタマーと折衝中。(DefenseNews 2015/6/15)
イタリア空軍 (AMI : Aeronautica Militare Italiana) が、Typhoon 配備先のひとつである Grosseto AB に M-346 (T-346A) 練習機を持ち込み、DACT (Dissimilar Aircraft Combat Training) に使用するとのこと。経費節減の狙いもあるという。(DefenseNews 2015/6/14)
スウェーデンが発注している対潜型 NH90 は、2015 年の秋に初号機のデリバリーを実現、それから 3-5 年で 5 機を揃えて完全運用能力 (FOC : Full Operational Capability) 達成になる見込みとのこと。Paris Air Show 2015 の会場で、スウェーデン空軍参謀総長の Micael Byden 少将が明らかにしたもの。(DefenseNews 2015/6/14)
F-35 をめぐるあれやこれや
Lockheed Martin Corp. のイタリア担当・Debra Palmer 氏によると、イタリアの FACO (Final Assembly and Check-Out) 施設で製作した最初の F-35A (AL-1) は 10 月の第 2 週に初飛行、2016 年の第一四半期に大西洋を越えて Luke AFB に向かう見込みとのこと。なお、Pratt & Whitney では「アメリカ国外の施設で組み立てられた最初の F135 エンジンが、2015/6/2 に初の始動と地上試運転を実施した」と発表している。(Pratt & Whitney 2015/6/15, DefenseNews 2015/6/14)
Pratt & Whitney が、AEDC (Arnold Engine Development Center, Arnold AFB, TN) で実施した F135 エンジンの耐久試験 (AMT : Accelerated Mission Testing) について発表した。合計 5,200 サイクル (7 年間の運用または 1,200 ミッションに相当) の運転を 10 ヶ月がかり (2014/8-2015/5) で行ったもので、運用中の信頼性・保守性を検証するのが目的。(Pratt & Whitney 2015/6/15)
Terma A/S と Lockheed Martin Corp. は Paris Air Show 2015 の席で、F-35 計画に関して Terma の参画機会拡大を追求する、という趣旨の MoU に調印した。Terma では「この MoU は、F-35 計画における弊社の現在ならびに将来のポジションを示す確たる証拠」と説明している。(Terma 2015/6/15)
オーストラリア空軍 (RAAF : Royal Australian Air Force) は、「アメリカの F-35 JPO (Joint Program Office) 関係者が 5 月に訪豪、オーストラリア側の担当者との間で、F-35 のグローバル支援体制立ち上げに関する意見交換を実施した」と発表した。代表団を率いたのは、F-35 JPO で兵站・維持管理を担当している Todd Mellon 氏。(RAAF 2015/6/15)
今日の米軍調達 (Contracts 2015/6/16)
NAVY
DLS (Data Link Solutions LLC, Cedar Rapids, IA) : MIDS JTRS (Multifunctional Information Distribution System Joint Tactical Radio System) 端末機の開発・製作・維持管理を $478,600,000 で。米軍向けが 99%、オーストラリア・チリ・フィンランド・イスラエル・ヨルダン・日本・クウェート・マレーシア・モロッコ・オマーン・パキスタン・カタール・韓国・サウジアラビア・シンガポール・スウェーデン・スイス・台湾・タイ・アラブ首長国連邦 (UAE : United Arab Emirates) ・オーストラリア・カナダ・ニュージーランド・イギリス・NATO 向けの FMS (Foreign Military Sales) が 1%。2020/6/15 まで。SPAWAR (Space and Naval Warfare Systems Command), San Diego, CA (MIDS Program Office の代理) (N00039-15-D-0007)
以下の各社は、NAVFAC Southeast の AOR (Area of Responsibility) で実施する各種建設工事を、総額 $95,000,000 で。
Anthony and Gordon Construction Co., Inc. (Knoxville, TN) : N69450-15-D-0607
Asset Group Inc. (Oklahoma City, OK) : N69450-15-D-0608
Global Engineering and Construction LLC (Renton, WA) : N69450-15-D-0609
Solis Constructors Inc. (Austin, TX) : N69450-15-D-0610
MJPM Constructors (San Antonio, TX) : N69450-15-D-0611
WEB LLC (Springfield, VA) : N69450-15-D-0612
FLW-TJC JV (Prospect, KY) : N69450-15-D-0613
2018/6 まで。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Southeast, Jacksonville, FL
以下の各社は、陸上・艦上に設置してある航空機発進/回収機材と支援機材の導入・交換作業を、総額 $29,000,000 で。
Epsilon Systems Solutions Inc. (Portsmouth, VA) : N68335-15-D-0026
Prism Maritime LLC (Chesapeake, VA) : N68335-15-D-0027
Delphinus Engineering Inc. (Eddystone, PA) : N68335-15-D-0028
Superior Marine Solutions LLC (Norfolk, VA) : N68335-15-D-0029
個別のタスク オーダーごとにコンペティションを実施。作業場所は米海軍航空システム軍団 (NAVAIR : Naval Air Systems Command) の以下の施設。
Santa Rita, Guam
Atsugi, Japan
Beaufort, SC
Manama, Bahrain
Point Mugu, CA
China Lake, CA
Fallon, NV
Sigonella, Italy
Meridian, MS
New Orleans, LA
Whiting Field, FL
Panama City, FL
Yuma, AZ
North Island, CA
Jacksonville, FL
Mayport, FL
2020/6 まで。NAWC-AD (Naval Air Warfare Center Aircraft Division), Lakehurst, NJ
ARMY
Oshkosh Defense LLC (Oshkosh, WI) : FMTV (Family of Medium Tactical Vehicles)×698 両と付加価値税に関する修正契約を $184,453,077 で。2015/9/30 まで。Army Contracting Command, Warren, MI (W56HZV-09-D-0159/#000803)
Kipper Tool Co. (Gainesville, GA) : 小火器用ショップ セット×500 セットを $10,701,815 で。2020/6/16 まで。Army Contracting Command, Warren, MI (W56HZV-15-D-0063)
AIR FORCE
Odyssey Systems Consulting Group Ltd. (Wakefield, MA) : 技術面の助言・支援 (A&AS : Advisory and Assistance Services) 業務を $36,970,361 で。対象分野は、システム工学、試験機材・支援機材の運用・維持、調達保全。作業場所は以下の通り。
Los Angeles AFB, CA
Vandenberg AFB, CA
Peterson AFB, CO
2020/6/30 まで。GSA (General Services Administration) OASIS Small Business Pool 5B 案件。SMC (Air Force Space and Missile Systems Center), Los Angeles AFB, CA (FA8808-15-F-0003)
GA-ASI (General Atomics Aeronautical Systems Inc., Poway, CA) : MQ-1 用の訓練機材・PMATS (Predator Mission Aircrew Training System) 本体、スペアパーツ、NRE (Non-Recurring Engineering) を $21,070,132 で。2018/1/14 まで。AFLCMC (Air Force Life Cycle Management Center), Wright-Patterson AFB, OH (FA8620-10-G-3038/#0109)
今日の報道発表 (北米編)
Raytheon Co.、Bombardier、Lockheed Martin Corp. の 3 社は、米空軍の E-8 J-STARS (Joint Surveillance Target Attack Radar System) 後継機調達計画に応札するために合同チームを編成した。Lockheed Martin はシステム インテグレーション、Raytheon は対地監視/ISR (Intelligence, Surveillance and Reconnaissance) システムとミッション システムのインテグレーション、Bombardier は機体 (Global ビジネスジェット) を担当する。(Lockheed Martin 2015/6/16)
Northrop Grumman Corp. は、米軍向け AN/AAQ-28(V) LITENING G4 ターゲティング ポッドの納入が 500 基を突破した、と発表した。(Northrop Grumman 2015/6/16)
United Technologies Corp. が、Sikorsky Aircraft Corp. の売却を公式発表した。年内に最終決定に至る見込み。(United Technologies 2015/6/15, DefenseNews 2015/6/15)
Textron Inc. 傘下の Beechcraft Defense LLC は米陸軍に、T-6D×4 機をデリバリーした。JPATS (Joint Primary Aircraft Training System) 計画の一環で、Redstone Arsenal (Huntsville, AL) に配備して、現用中の T-34 を置き換える。(Textron 2015/6/15)
米陸軍と Javelin Joint Venture (Raytheon Co. と Lockheed Martin Corp. のジョイント ベンチャー) が Redstone Arsenal (Huntsville, AL) で、さまざまな発射機やプラットフォームを使って、戦車相手に FGM-148 Javelin を試射した。現行 FMS (Foreign Military Sales) カスタマー向けのデモンストレーションが目的。(Lockheed Martin 2015/6/16)
Lockheed Martin Corp. と Hybrid Enterprise LLC は、ハイブリッド型飛行船に関する独占提携について発表した。Lockheed Martin の ハイブリッド型飛行船を Hybrid Enterprise が販売する体制。現在、Lockheed Martin Aeronautics (Palmdale, CA) で 20t 型の作業を進めているところで、2018 年にデリバリー可能との説明。その Lockheed Martin は大型貨物輸送用飛行船・LMH-1 (Lockheed Martin Hybrid 1) の構想を Paris Air Show 2015 の席で披瀝した。Skunk Works が開発して 2006 年に初飛行した P-791 がベース。揚力の 80% をヘリウムガス、残り 20% を空力で得るところがハイブリッドと称する所以。(Lockheed Martin 2015/6/16, IHS Jane's 360 2015/6/15)
Raytheon Co. と米陸軍は、AH-64D/E を使った TALON LGR (Laser Guided Rocket) の試射を実施した。合計 25 発を試射したが、これは小型誘導弾の調達に際して要件定義・調達戦略の策定・TTP (Tactics, Techniques and Procedures) の策定を行う一助とするのが目的。メーカー側では TALON について「ハードウェアの改修不要」「発射母機に専用発射機不要」「ライフサイクルを通じて整備不要」「ロールベアリング ジョイントなど、複雑な機構の排除」を謳っている。(Raytheon 2015/6/16)
Spirit AeroSystems Inc. が 2015/6/15 に、Bell Helicopter Textron 向けに V-280 Valor の胴体組み立てを開始した、と発表。JMR-TD (Joint Multi-Role Technology Demonstrator) 計画向けのティルトローター機で、胴体は複合材料製。年末には最初の胴体を完成させて Bell Helicopter Textron Inc. にデリバリーできる見込み。V-280 の初飛行は 2017 年後半の予定。(Bell Helicopter Textron 2015/6/15, IHS Jane's 360 2015/6/15)
Curtiss-Wright Corp. は、Virginia 級 SSN ブロック IV で使用するポンプ、バルブ、発電機、推進器を、総額 4 億 8,000 万ドルで受注した。担当部門は Curtiss-Wright EMS (Electro-Mechanical Systems) Division (Cheswick, PA; Bethlehem, PA) と Curtiss-Wright Industrial Division (East Farmingdale, NY) で、2019 年に完納の予定。ブロック IV は FY2014-2018 にかけて年間 2 隻ずつ、合計 10 隻を建造する計画。(Curtiss-Wright 2015/6/15)
Derco Aerospace Inc. は、Eaton、Honeywell International Inc.、UTC Aerospace Systems の各社と組んで、F-16 のオペレーターならびに MRO (Maintenance, Repair and Operationa) 拠点に対して、整理統合したコンポーネント補修ソリューションを提供する、と発表した。これにより、OEM 公認の補修作業、資産可視化、陳腐化管理、在庫最適化などのメリットが得られるとしている。(Derco Aerospace 2015/6/15)
今日の報道発表 (その他編)
イタリアは、MQ-1/MQ-9 オペレーターの訓練可能時間を増やすため、CAE Inc. に対して、2014 年 6 月に発注しているが未納のミッション訓練用シミュレータについて、後日に忠実度向上のためのアップグレード作業を発注した。2017 年のデリバリーを予定しており、これによってアメリカで実施している訓練を自国南部の Amendola で行えるようになる。ただし、その後に派米訓練を続ける可能性も排除せず。なお、CAE ではシミュレータのアップグレードに際して、運用中の実機に関するデータ収集を行い、忠実度の向上を図るとのこと。なお、イタリア空軍における Predator A/B の運用はすでに 10 年間に達している。Amendola AB の第 32 航空団・第 28 飛行隊では同機を使って地中海で、過去 1 年ほどに渡って難民救援作戦 "Operation Mare Nostrum" を実施している。(CAE 2015/6/16, GA-ASI 2015/6/16, DefenseNews 2015/6/16)
Lockheed Martin Corp. はヨルダン空軍 (RJAF : Royal Jordanian Air Force) から、Sniper ATP (Advanced Targeting Pod) ターゲティング ポッド×10 基を受注した。作戦上の緊急の必要性に退所するための発注で、年末からインテグレーション作業にかかる。RJAF はすでに、2014 年に調達した Sniper ATP×5 基を運用中。(Lockheed Martin 2015/6/17)
Thales は、ヨルダン空軍 (RJAF : Royal Jordanian Air Force) 向け I-Master レーダーの追加受注を決めたと発表した。2014 年に AC-235 搭載用として導入したのに続くもの。I-Master は全周監視が可能な SAR (Synthetic Aperture Radar)/GMTI (Ground Moving Target Indication) 製品で、MMTI (Maritime Moving Target Indication) モードも備える。(Thales 2015/6/16)
Airbus Military はサウジアラビアから、C-295W×4 機を受注した。公開コンペティションを経て採用が決まったもの。C-295 は中東でこれまでに、アルジェリア、エジプト、ヨルダン、オマーンから受注を得ている。(Airbus Military 2015/6/16)
NH Industries は仏陸軍航空隊 (ALAT : Aviation Legere de l'Armee de Terre) に、NH90 Caiman TTH (Tactical Transport Helicopter) の 15 号機をデリバリーした。配備先は Phalsbourg の第 1 戦闘ヘリコプター聯隊。現時点で、TTH と NFH (Nato Frigate Helicopter) を合わせて 245 機がデリバリー済みとのこと。(NH Industries 2015/6/15)
PTDI (PT Dirgantara Indonesia) は、インドネシア向けの救難型 AS365N3+ Dauphin ×2 機を受注した。Airbus Helicopters からコンポーネントの供給を受けて、PTDI が最終組立・検査・カスタマイズを実施してデリバリーする形。インドネシアでは 5 機の Dauphin が稼働中。(Airbus Helicopters 2015/6/15)
Selex ES は ISD (Integrated Surveillance and Defense Inc.) から、SAGE 600 デジタル ESM (Electronic Support Measures) システムを受注した。インドネシア空軍 (TNI-AU : Tentara Nasional Indonesia - Angkatan Udara) 向けの洋上哨戒型 CN-235 に装備するためのもので、ISD がこの件の主契約社。Schiebel CAMCOPTER S-100 などで導入実績があるが、固定翼洋上哨戒機 (MPA : Maritime Patrol Aircraft) 向けとして SAGE を受注したのは初めてのこと。(Selex ES 2015/6/15)
Embraer (Empresa Brasileira de Aeronautica S.A.) がマリとの間で、EMB-314/A-29 Super Tucano×6 機の発注合意をまとめた。(Embraer 2015/6/15, DefenseNews 2015/6/15)
Turbomeca は、3,000HP 級エンジンのデモンストレーター・TECH3000 について発表した。年初からコンポーネントやモジュールの試験を始めており、キー テクノロジーに関する検証は終了。燃焼室とタービンの試験が進行中とのこと。大型ヘリのパワープラントとして利用する想定で、現行の最新型エンジンと比べて 25% の燃費改善を図れるとしている。(Safran 2015/6/15)
Airbus Helicopters は、次世代大型ヘリ・X6 の開発ローンチを発表した。2 年間に渡る要件定義を経て実施が決まったもので、19 人乗り・10t 級、想定用途としては、石油/ガス産業、救難 (SAR : Search and Rescue)、VIP 輸送などを挙げている。大きな革新として、操縦系統における FBW (Fly-by-Wire) の導入がある。(Airbus Helicopters 2015/6/16, DefenseNews 2015/6/16)
Airbus Helicopters、Vector Aerospace、Rockwell Collins Inc. の三社は、Airbus Helicopters 製ヘリコプターに Rockwell Collins 製 Pro Line Fusion 統合アビオニクスを導入するアップグレード ソリューションについて、共同で開発・販売を進めるとの合意をまとめた。まず AS332 と AS532 Mk.1 をターゲットとする。(Rockwell Collins 2015/6/16)
イスラエルの UVision は、見通し線以遠 (BLOS : Beyond Line of Sight) で運用するロイター型 UAV・HERO を発表した。昼夜両用の電子光学センサーを備えるほか、市街地において付随的被害を局限して精密攻撃が可能との説明。HERO 30 は重量 3kg、キャニスター発射式・電気モーター駆動、30 分または 40km の航続性能を持ち、弾頭重量 0.5kg。HERO 400 は重量 25kg、弾頭重量 8kg、ガソリン エンジン駆動で 4 時間のロイターが可能。(UVision 2015/6/15, IHS Jane's 360 2015/6/15)
フランスの LH Aviation は OIS-AT (OIS-Advanced Technology Pvt. Ltd.) との間で、マルチセンサー戦術 UAV・LH-D の生産拠点をインド国内に開設する、という内容の合意をまとめた。LH-D は LH10 の派生型で、ペイロード 280kg、航続時間 24 時間、速度は 61-185kt。(LH Aviation 2015/6/15)
今日の米軍調達 (Contracts 2015/6/15)
AIR FORCE
Northrop Grumman Information Systems (San Diego, CA) : BACN JUON (Battlefield Airborne Communication Node Joint Urgent Operational Need) ペイロードの運用・サポート業務について、修正契約を $145,385,706 (not-to-exceed) で。2016/6/30 まで。AFLCMC (Air Force Life Cycle Management Center), Hanscom AFB, MA (FA8726-09-C-0010/P00098)
Lockheed Martin Aeronautics Co. (Fort Worth, TX) : F-22 を対象とする維持管理業務について、飛行時間増加に伴う修正契約を $68,612,500 (unpriced change order) で。2015/12/31 まで。AFLCMC (Air Force Life Cycle Management Center), Hill AFB, UT (FA8611-08-C-2897/P00594)
Northrop Grumman Technical Services (Herndon, VA) : KC-10A を対象とする兵站支援業務 (CLS : Contractor Logistic Service) について、修正契約を $35,707,538 で。整備やオーバーホールを担当、作業場所は以下の通り。
McGuire AFB, NJ
Travis AFB, CA
Tinker AFB, OK
2015/9/30 まで。AFLCMC (Air Force Life Cycle Management Center), Tinker AFB, OK (FA8106-10-D-0001/#0036/#03)
NAVY
Northrop Grumman Systems Corp. (San Diego, CA) : MQ-4C Triton BAMS (Broad Area Maritime Surveillance) UAS (Unmanned Aircraft System) に関する修正契約を$39,050,000 で。2016/12 まで。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-08-C-0023)
Sikorsky Aircraft Corp. (Stratford, CT) : CH-53K の SDTA (System Demonstration Test Article)×2 機で使用するパーツと関連サポート業務について、修正契約を $38,838,189 で。鍛造製品、鋳造製品、コア、ビーム、ブロック、フレーム、外板、桁、フィッティング アセンブリという内訳。2018/12 まで。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-06-C-0081)
以下の各社は、遠征戦・海洋装備向けのハードウェア・資材・サプライ品を、総額 $35,000,000 で。
The Columbia Group Inc. (Panama City, FL) : N61331-15-D-0016
Atlantic Diving Supply Inc. (Virginia Beach, VA) : N61331-15-D-0017
EDO Corp. (Panama City, FL) : N61331-15-D-0018
Piping Systems International Inc. (Bay Minette, AL) : N61331-15-D-0019
LCAC (Landing Craft Air Cushion)、Deployed Joint Command and Control System、潜水・生命維持システム、SDV (SEAL Delivery Vehicle) などが対象。個別のタスク オーダーごとにコンペティションを実施。2020/6 まで。まず初期分の契約を以下のように発注。
The Columbia Group : $10,000
Atlantic Diving Supply : $10,000
EDO : $10,000
Piping Systems International : $126,968
NSWC (Naval Surface Warfare Center) Panama City Division, Panama City, FL
HII (Huntington Ingalls Industries Inc., Newport News, VA) : USS Carl Vinson (CVN-70) を対象とする FY2015 分の PIA (Planned Incremental Availability) について、修正契約を $27,873,850 で。2016/2 まで。Southwest Regional Maintenance Center, San Diego, CA (N00024-13-C-4315)
Lagan Construction LLC (Woodbridge, VA) : NAS (Naval Air Station) Whiting Field (Milton, FL) の South Field、R/W 5/23 と R/W 14/32 で実施する補修工事を $14,472,698 で。2016/6 まで。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Southeast, Jacksonville, FL (N69450-15-C-0604)
Lockheed Martin Mission Systems and Training (Baltimore, MD) : Mk.41 VLS (Vertical Launching System) を対象とするエンジニアリング サービス業務の修正契約を $11,133,414 で。兵站支援業務、テクニカル サービス業務、新型ミサイルのインテグレーション、Mk.41 の艦へのインテグレーション、製品改良、ソフトウェア エンジニアリング、システム エンジニアリング、不具合分析、ECP (Engineering Change Proposal) などを担当。米海軍向け 65.29%、FMS (Foreign Military Sales) が日本 (30.9%)、韓国 (3.7%)、オーストラリア(0.09%)、ノルウェー (0.02%)。2016/3 まで。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington Navy Yard, Washington DC (N00024-14-C-5317)
L-3 Communications, Communication Systems - West (Salt Lake City, UT) : AN/SRQ-4 CDL (Common Data Link) Hawklink のオプション契約分・8 セットについて、生産・試験・納入を $10,077,336 で。MH-60R 搭載用。2017/8 まで。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-12-C-2024)
ARMY
GEC LLC (Kingshill, Virgin Islands) : 米陸軍工兵隊 (USACE : US Army Corps of Engineers) ならびに FEMA (Federal Emergency Management Agency) 向けの災害復旧工事を $25,000,000 で。Virgin Islands で屋根補修を実施、2020/5/31 まで。Army Corps of Engineers, Omaha, NE (W9128F-15-D-0031)
O'Brien Engineering (Carrollton, TX) : 米国土安全保障省 (DHS : Department of Homeland Security) 向けのアーキテクト/エンジニアリング業務を $15,000,000 で。2020/6/14 まで。Army Corps of Engineers, Fort Worth, TX (W9126G-15-D-0011)
DLA (Defense Logistics Agency)
Thales Defense and Security Inc. (Clarksburg, MD) : オーストラリア海軍 (RAN : Royal Australian Navy) 向けのソナー機材を $12,540,960 で。基本契約分が FY2017 からデリバリー、プログレス ペイメントが FY2015-2018。FMS (Foreign Military Sales) 案件、2018/6/29 まで。DLA (Defense Logistics Agency) Aviation, Philadelphia, PA (SPRPA1-15-C-Y041)
GlaxoSmithKline (Research Triangle Park, NC) : インフルエンザ ワクチンと 装填済み注射器を $11,775,022 で。陸海空軍・海兵隊・その他民間部局向け、2016/6/14 まで。DLA (Defense Logistics Agency) Troop Support, Philadelphia, PA (SPE2DP-15-D-0006)
BioCSL (King of Prussia, PA) : インフルエンザ ワクチンと 装填済み注射器を $10,233,601 で。陸海空軍・海兵隊・その他民間部局向け、2016/6/14 まで。DLA (Defense Logistics Agency) Troop Support, Philadelphia, PA (SPE2DP-15-D-0004)
DFAS (Defense Finance and Accounting Service)
CACI Federal (Chantilly, VA) : 監察担当国防次官補官房 (Under Secretary of Defense (Comptroller)) の監察システム (Comptroller Mission System) を対象とする運用支援業務を、$48,566,424 で。メンテナンス、情報保全、インテグレーション、コンバージョン、マイグレーション、レポート/文書作成、訓練などを担当。2020/2/15 まで。DFAS (Defense Finance and Accounting Service), Columbus Contract Services Directorate, Columbus, OH (HQ0423-15-F-5001)
今日の報道発表 (北米編)
米国政府は、Raytheon Co. 製 AN/TPY-2 レーダー (前方展開モード) について、同盟国ならびに安全保障パートナー国向けの FMS (Foreign Military Sales) 輸出を承認した。(Raytheon 2015/6/15)
Raytheon Co. と Kongsberg は、NASAMS (National Advanced Surface-to-Air Missile System) に関するパートナーシップの拡大合意をまとめた。期間は 10 年間。当の NASAMS については、センサーからミサイルまでの有効性向上に注力するとしている。(Raytheon 2015/6/15)
General Dynamics NASSCO (General Dynamics National Steel and Shipbuilding Co.) は米海軍に、MLP (Mobile Landing Platform) の 3 番艦・USNS Lewis B. Puller (T-MLP-3) をデリバリーした。ただし AFSB (Afloat Forward Staging Base) 化の設計変更を施したため、52,000 平方フィートの飛行甲板、燃料・装備保管スペース、補修作業用スペース、マガジン、任務計画立案スペース、250 名分の居住区画を増強している点が異なる。(General Dynamics NASSCO 2015/6/15)
Rolls-Royce は米軍から、各種エンジンを対象とするサポート業務の契約を複数、受注した。総額 2 億 2,400 万ドルで、内訳は以下の通り。
米海軍の T-45 が装備する Adour (F405) エンジンを対象とする中間整備・デポ整備・兵站支援業務 : 9,350 万ドル
KC-130J が装備する AE2100 エンジンを対象とする統合兵站支援業務 : 5,950 万ドル。米海兵隊経由・クウェート向けの FMS (Foreign Military Sales) 案件
C-130 と P-3 が装備する T56 エンジンを対象とするコンポーネント改良契約 : 4,000 万ドル。米軍ならびに FMS カスタマー向けで、エンジニアリング サービス業務と補修を担当
ノルウェー軍の C-130J を対象とする MissionCare サポート サービス業務 : 3,100 万ドル。兵站支援・維持管理・パーツ供給・フィールド サービスを担当。期間は 5 年、米空軍経由の FMS 案件
米沿岸警備隊 (USCG : US Coast Guard) の C-27J が装備する AE2100 エンジンを対象とするエンジニアリング サービス業務とフィールド サービス業務 : $738,000
(Rolls-Royce 2015/6/15)
今日の報道発表 (その他編)
Boeing Co. はカタール政府との間で、C-17A×4 機の追加発注合意をまとめた。すでに 4 機を受注しており、2009 年と 2012 年に 2 機ずつデリバリー済み。(Boeing 2015/6/15)
Sagem Defense Securite はエジプト国防省から、AASM (Armement Air-Sol Modulaire) Hammer を受注した。先に 24 機の発注を決めた Rafale に搭載するもので、2016 年中にデリバリーする予定。AASM Hammer には、INS/GPS 誘導型、INS/GPS + 終末赤外線誘導型、INS/GPS + 終末レーザー誘導型の 3 種類がある。射程は 60km ほど。(Sagem Defense Securite 2015/6/15)
Sagem Defense Securite と DCI (Defense Conseil International) は、小型機と UAV を使った航空監視システムの構築について協力合意をまとめた。フランス国内外の市場がターゲットで、有人機は DCI が中心になり、Diamond DA 42 に Sagem 製の Euroflir 350 または Euroflit 410 を装備した機体を充てる。サービス、訓練、カスタマー支援も DCI の担当。一方、Sagem は同社の Patroller UAV を使った UAV 分野に注力する。Patroller は、9 年間におよぶ Sperwer の運用実績を活用した機体で、2014 年の 10-11 月にかけて Odrea 計画の下で実施した試験で、民間空域でも運用できることを立証済み、との説明。(Sagem Defense Securite 2015/6/15)
Selex ES は、新型の赤外線センサー・SuperHawk について発表した。ピクセル サイズは 8 ミクロン、厚みは頭髪の 1/12。真っ暗でも 1,280×1,024 ピクセルの赤外線映像を得られるとしている。(Selex ES 2015/6/12)
英海軍 (RN : Royal Navy) の 23 型フリゲート・HMS Monmouth が、Devonport Royal Dockyard で実施していた入渠整備を終えて、2015/6/12 に試験航海に出た。オーバーホールや重整備に加えて、Radar 996 を新型の Radar 997 ことARTISAN 3D (Advanced Radar Target Indication Situational Awareness and Navigation 3D) に換装、VL (Vertical Launch) Seawolf 艦対空ミサイルのアップグレード、小口径機関砲 (Automatic Small Calibre Gun) の導入、厨房設備の更新、安全性向上のための高圧空気システム改修などを実施。(Babcock International 2015/6/12)
オーストラリア海軍 (RAN : Royal Australian Navy) の MRH90 装備部隊・No.808 Sqn. (Nowra, New South Wales) の搭乗員と整備員が 5 月末に、Reserve Clearance Diving Team Ten による 'Apple Isle' への支援と航法訓練を実施、ダイバーの投入と、ホイストによる吊り上げを演練した。(RAN 2015/6/13)
Airservices Australia とオーストラリア空軍 (RAAF : Royal Australian Air Force) は、民間空域における IAI (Israel Aerospace Industries Ltd.) 製 Heron UAV の運用に関する合意 (MoA : Memorandum of Agreement) をまとめた。Heron を安全に運用するための手順を固めるとともに、民間空域に UAV を取り込む作業を進めるための措置。(IAI 2015/6/15)
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戦争・紛争
最近のニュースいろいろ
2015/6/16-17 にかけて "Operation Inherent Resolve" の下、ISIL (Islamic State of Iraq and the Levant) に対してシリアで 4 回、イラクで 7 回の航空攻撃を実施。シリアでは、Hasakah で 2 回 (敵部隊、アンテナ アレイ、車両)、Aleppo で 1 回 (敵部隊)、Kobani で 1 回 (敵部隊) の攻撃を実施。イラクでは Baghdadi で 1 回 (補給車両、武器集積所)、Huwayjah で 1 回 (集結地帯)、Beiji で 1 回 (車両)、Mosul で 1 回 (敵部隊、迫撃砲、構造物)、Sinjar で 3 回 (敵部隊、重機関銃、陣地、トンネル、構造物、RPG) の攻撃を実施。(DoD 2015/6/17)
2015/6/15-16 にかけて "Operation Inherent Resolve" の下、ISIL (Islamic State of Iraq and the Levant) に対してシリアで 9 回、イラクで 16 回の航空攻撃を実施。シリアでは、Raqqah で 1 回 (敵部隊、土木機械)、Kobani で 3 回 (敵部隊、陣地)、Tal Abyad で 5 回 (敵部隊、車両) の攻撃を実施。イラクでは Baghdadi で 1 回 (敵部隊)、Huwayjah で 1 回 (敵部隊、重機関銃、構造物)、Beiji で 1 回 (敵部隊)、Fallujah で 1 回 (敵部隊、構造物)、Makhmur で 1 回 (敵部隊、車両)、Mosul で 7 回 (敵部隊、陣地、迫撃砲、土木機械、ロケット、構造物、車両)、Ramadi で 1 回 (敵部隊、車両、バイク)、Sinjar で 1 回 (敵部隊、迫撃砲、構造物、重機関銃、車両)、Tal Afar で 2 回 (陣地) の攻撃を実施。(DoD 2015/6/16)
米国防総省は 2015/6/14 に、リビアのイスラム過激派組織・Al-Murabitoun の首領、Katibat al-Muqaoon bil-Dumaa, Mokhtar Belmokhtar (別名 Khaled Abou El Abbas または Laaouar) が米軍機による攻撃で死亡した可能性があることを明らかにした。場所は Benghazi 南方 150km の Ajdabiya で、2015/6/13 に実施した攻撃による (アメリカは最近になってリビアでの航空攻撃を始めている)。(IHS Jane's 360 2015/6/14)
2015/6/14-15 にかけて "Operation Inherent Resolve" の下、ISIL (Islamic State of Iraq and the Levant) に対してシリアで 3 回、イラクで 16 回の航空攻撃を実施。シリアでは、Hasakah で 1 回 (敵部隊、バイク、陣地、トンネル、通信塔)、Kobani で 2 回 (敵部隊、車両) の攻撃を実施。イラクでは Baghdadi で 1 回 (敵部隊、陣地)、Huwayjah で 2 回 (敵部隊、迫撃砲、トンネル、車両)、Qaim で 1 回 (敵部隊)、Beiji で 1 回 (掩蔽壕)、Makhmur で 4 回 (敵部隊、集結地帯、迫撃砲、重機関銃、構造物、車両)、Mosul で 2 回 (迫撃砲、ロケット)、Ramadi で 1 回 (敵部隊、車両)、Sinjar で 1 回 (敵部隊、建物、重機関銃、RPG、トンネル)、Tal Afar で 3 回 (重機関銃、迫撃砲、建物、車両) の攻撃を実施。(DoD 2015/6/15)
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こぼれ話
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AFPS : American Forces Press Service
JDW : Jane's Defence Weekly
DID : Defence Industry Daily
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