東岡徹、松井望美
2015年6月21日21時23分
日韓両政府は21日、日韓国交正常化50周年となる22日に、韓国政府が東京で開く記念行事に安倍晋三首相、日本政府がソウルで開く行事には朴槿恵(パククネ)大統領が、それぞれ出席すると発表した。岸田文雄外相は21日、韓国の尹炳世(ユンビョンセ)外相と東京都内で会談。韓国外相の来日は4年ぶりで、2013年の朴政権発足後初めてとなる。
安倍首相と朴大統領による二国間の首脳会談は、一度も行われていない。慰安婦問題などの懸案をめぐり、両国の立場の隔たりは依然大きいが、安倍首相と朴大統領が、互いの国が開く記念行事にそれぞれ出席することを決めたのは、50周年を機会に関係改善をアピールする狙いがある。岸田外相は会談後、記者団に、「50周年の行事がそれぞれの首都で行われることを歓迎する」と述べた。
外相会談では、慰安婦問題について意見が交わされた。岸田外相は、慰安婦問題について「日本の従来の立場に基づき議論した。(日韓)局長級協議を通じて、引き続き議論することで一致した」と述べた。
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