猪瀬前都知事、新国立問題を「無責任体制」と批判
2015年6月21日19時10分 スポーツ報知
2020年東京五輪・パラリンピックのメイン会場となる新国立競技場の整備計画が大幅に見直される問題について、東京都の前知事で作家の猪瀬直樹氏(68)が21日、「(建設・運営する)日本スポーツ振興センターというよく分からないところに丸投げしている。無責任体制だ」と批判した。BS―TBSの報道番組に出演して語った。「工事のために屋根を取るというのはおかしな話。どんな決着をつけても批判されるが、恐れずに決着をつけるべき」とも述べた。
下村博文文部科学相(61)は東京五輪での開閉式屋根を断念することなどを表明しており、ゼロベースでの見直しを含め検討を続けている。猪瀬氏は都知事在任中の12年9月に、五輪招致に成功。同12月に医療法人「徳洲会」からの5000万円献金事件を受け、辞任している。