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豪州の繁華街で車暴走…4歳児ら3人死亡、34人重軽傷 世界遺産の観光地
オーストリア南部グラーツで20日、乗用車が中心部の繁華街や広場を暴走して通行人らを次々にはね、子ども1人を含む計3人が死亡、34人が重軽傷を負った。うち数人が重体。警察は運転していたボスニア・ヘルツェゴビナ出身のオーストリア人の男(26)を逮捕した。
警察によると、死亡したのは全員オーストリア人。負傷者にアジア人はいないもよう。オーストリア放送は男児(4)のほか、男性(28)と女性(25)が死亡したと伝えた。地元当局者は、車に乗っていたのは男1人で、精神的に不安定だったと述べた。
現場は旧市街で国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録されており、カフェなどが並び観光客も多い。
同放送によると、乗用車は20日昼ごろ、歩行者天国の通りを時速100キロほどで走行。市庁舎前の広場にも進入し、通行人らに突っ込むなどした。(共同)