東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

「赤い鎖」で安保法案封じ

国会前 安全保障関連法案に反対して声を上げる女性たち=20日(木口慎子撮影)

写真

 集団的自衛権の行使容認を柱とする安全保障関連法案に反対する女性たちが、赤い物を身に着けて国会を取り囲む「『女の平和』国会ヒューマンチェーン(人間の鎖)」が二十日あり、一万五千人(主催者発表)が「戦争法案は憲法違反だ」と廃案を訴えた。 

 国会前の運動に賛同したデモや集会は北海道、神奈川、愛知、大阪、長崎でも行われ、全国で約二万一千人(同)が安倍晋三政権に抗議の声を上げた。

 国会正門前では、音楽評論家の湯川れい子さんらがスピーチ。赤い洋服やアクセサリーを着けた女性らが四度にわたって手をつないで国会を囲んだ。

 女性たちによる人間の鎖は一月に続き二回目で、参加者は前回の七千人から大幅に増えた。呼び掛け人の横湯園子・元中央大教授(75)は「法案への不安や危機感が各地で広がっている表れだ」と話した。

 

この記事を印刷する

PR情報