峯俊一平
2015年6月15日16時23分
災害の被害想定を示す「ハザードマップ」で、津波や洪水など災害の種類によって浸水の危険度を示す色が異なることがあり、国土交通省は、同じ危険度は同じ色に統一する方針を固めた。命を守るための情報を分かりやすく伝える。
ハザードマップは国のマニュアルを参考に市町村が作っている。同省によると、洪水のマップでは浸水の危険度が高い地域を青などの寒色系で示し、津波マップではピンクなどの暖色系で示すことが多い。洪水マップのマニュアルは同省河川環境課が作り、津波マップは内閣府などが作るといった「縦割り」も影響しているという。
比較すると誤解を招く恐れがあり、専門家から「分かりづらい」との声が寄せられたため、国交省は他省庁とも調整の上、年内にも具体的な色の使い方を決める。対象となるのは津波、洪水、高潮、大雨による下水道の氾濫(はんらん)の4種類のハザードマップ。12月末までに新しいマニュアルを市町村に通知し、新年度から標準色でのハザードマップ運用を目指す。
京都大学防災研究所の林春男教授は「同じ危険性を異なる色で表すとメッセージが伝わりづらい。標準化はいいこと」と話す。(峯俊一平)
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