取り調べ可視化:衆院法務委、東京地検を視察

毎日新聞 2015年06月03日 19時14分(最終更新 06月03日 21時03分)

模擬取調室を視察する衆院法務委員ら。右奥が録音録画機材で、上部の四角い部分にカメラなどが設置されている=東京地検で2015年6月3日、望月亮一撮影
模擬取調室を視察する衆院法務委員ら。右奥が録音録画機材で、上部の四角い部分にカメラなどが設置されている=東京地検で2015年6月3日、望月亮一撮影

 取り調べの録音録画(可視化)義務付けなどを柱とした刑事司法改革の関連法案を審議している衆院法務委員会の所属議員約20人が3日、東京・霞が関の東京地検を視察した。カメラやマイクが配備された模擬取調室で担当者の説明を受け、取り調べがどのように記録されるか確認した。

 警察・検察とも既に可視化を試行しているが、法案は裁判員裁判の対象事件と検察独自捜査事件で逮捕・勾留された容疑者の取り調べの全過程で可視化を義務付けている。

 議員らはこの日、警視庁原宿署も視察。終了後、弁護士でもある柴山昌彦議員(自民)は「警察署ではその都度録音録画のために機材をセットするなど、(検察に比べて)対応が少し遅れていると感じた」と語った。【和田武士】

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