東証:株価12連騰でストップ 2日終値が26円安に
毎日新聞 2015年06月02日 20時13分(最終更新 06月02日 20時22分)
2日の東京株式市場は、日経平均株価の終値が前日比26円68銭安の2万543円19銭と反落した。5月15日から12営業日連続で上昇していたが、バブル期の1988年2月に記録した13営業日連続上昇には及ばなかった。
2日は、東京外国為替市場の円相場が一時、1ドル=125円台に下落し、2002年12月以来、約12年半ぶりの円安・ドル高水準をつけた。日経平均も円安や前日の米株高を受けて輸出関連株を中心に買いが先行した。
だが、午後に入って円安が一服し、円相場は1ドル=124円台後半で推移。日経平均は前日までの12営業日連続上昇で上げ幅が約1000円に達し、過熱感が強まっていたこともあり、当面の利益を確定する売りが広がった。連続上昇期間は過去3番目に長い12営業日でストップした。
ただ、市場では、堅調な企業業績や米経済を背景に、当面は株高・円安基調が続くとの見方が強い。みずほ証券の由井謙二FXストラテジストは「5日発表の米雇用統計で米経済の強さが確認されれば、再び株高・円安が進む可能性もある」と指摘する。【鈴木一也】