=九州新幹線長崎ルート=複線化で知事意見提出
2015年06月20日 14時39分
佐賀県は、九州新幹線長崎ルートの肥前山口-武雄温泉間の複線化事業について、鉄道・運輸機構がまとめた環境影響評価(アセスメント)の準備書に対する知事意見を提出した。
提出は16日付。騒音や振動への対策を求めるなど10項目。在来線を活用した現計画ではなく、高架による複線化を強く要請した杵島郡大町町の意見は、環境課長名で連絡事項として伝えた。
機構は、国土交通相に意見を求めながら評価書の作成を進める。本年度中に公告・縦覧まで終え、2016年度中の事業着手を目指す。大町町の意見については「事業をスムーズに進めるため、関係自治体との信頼関係は大切。県とも連絡を取り合って、協議をしていきたい」としている。