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東山のイケメンゴリラ、もてすぎ ネットで話題「シャバーニ」

話題のイケメン雄ゴリラの「シャバーニ」=名古屋市千種区の東山動植物園で(鈴木佐歩撮影)

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 東山動植物園(名古屋市千種区)の雄のニシローランドゴリラが、整った顔立ちから「イケメン」として短文投稿サイト「ツイッター」で人気に火が付き、最近では、週末に飼育舎に人だかりができるほどだ。「風格が漂う」「写真より実物の方がいい」。黄色い声もまじる。

◆飼育舎に人垣

 六月上旬の日曜日、「シャバーニ」(十八歳)がいるゴリラ舎前には、来園者が押し寄せていた。外に出て豪快にエサをほおばる姿を見た若い女性は「いたいた、イケメン!」と声を上げる。名古屋市北区の主婦(34)は「確かにかっこいい。ほかのゴリラとは違って迫力がある」と興奮気味に話した。

 園の担当者によると、ブーム前と比べ、週末の飼育舎前の見物人は一・五〜二倍になった。屋内通路は、人が多すぎて通行できない事態も生じている。

「シャバーニ」を見る来園者たち=20日午前(野村和宏撮影)、名古屋市千種区の東山動植物園で

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 シャバーニはオランダで生まれ、オーストラリアのタロンガ動物園から繁殖目的で二〇〇七年六月に来園。雌二頭との間に一頭ずつ子どもをもうけ、自身を含め五頭いるゴリラ舎のリーダー格。憂いのある流し目や鋭いまなざしで遠くを見つめる表情は、どこか貫禄を感じさせる。

 ゴリラ飼育担当の渋谷康さん(50)によると、人間では三十代後半から四十代前半に当たる。来園当初は顔つきも幼かったが、二頭の子どもが生まれ子育てをするようになってから、おとこ気あふれるたくましい表情に変わってきたという。

 渋谷さんは「群れを守るお父さんのような存在。年相応の大人の男に成長したということでしょう」と分析。来園当初は一〇〇キロ程度だった体重も一九〇キロに増え、風格も備わった。

 人気のきっかけは、今年三月、ツイッターに来園者が投稿した写真。実は、最初は妻の「アイ」(十二歳)がガッツポーズをした解説用パネルの写真が拡散した。その後、いつしかシャバーニの話題に切り替わり、「ニヒル」、「渋すぎる」などのコメントとともに人気が急拡大した。

 すでに十数件の取材があり、大手ポータルサイトのトップページにも記事が掲載された。全国的に名が知られるようになり、写真集の出版も打診されるなどブームに沸いている。

 当初、ネット上の盛り上がりに気付いていなかった動物園関係者も「今まで少なかった若い女性客が、明らかに増えている」とほくほく顔。シャバーニ目当てで来園したのをきっかけに、「園全体の魅力を知ってもらえれば」と期待している。

(社会部・市川泰之)

 

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