関東は、先週梅雨に入りじめじめとした日が続いています。
その梅雨入りの翌日、
会社の「仮設映画館」で
あるドキュメンタリー映画を見せて頂きました。
「地球のステージ ~ありがとうの物語」
ご存じの方も多いかも知れませんが、
2008年1月に完成した、オフィスラフト制作のドキュメンタリー映画です。
東チモールやフィリピン、クロアチアなどの
紛争地域や貧困地区で医療活動を続ける山形県の精神科医、桑山紀彦さんの
姿を追った映画です。
画面に映し出される過酷な現実の中で、
一生懸命生きる子どもたちの笑顔と、
前向きな姿に大きな勇気をもらいました。
世界には、こんな風に一生懸命生きている子どもたちが大勢いるー。
意識しなければつい忘れてしまうほどに、世界のことに無関心になっている自分がいたこと、
そして、快適な環境が整った日本の生活が、
当たり前のものになってしまっている自分にも気が付きました。
映画の中で特に印象に残ったシーンがあります。
それは、カンボジアの少年・リエムが
雨の水を嬉しそうに飲むシーンです。
リエムは、地雷で左手を失いました。
リエムのお父さんは家族が一緒に楽しく生活できるように、と新しい土地と家を買いました。
しかし、その土地には無数の地雷が埋められたままになっていたのです。
その被害を受けてしまったのが、幼いリエムでした。
リエムは残された片手を使って、家の水汲み仕事を手伝います。
そのリエムが好きなのは、5月~11月の長い雨季―。
水汲みの仕事もおやすみ。
きれいな水も思いっきり飲めるのです。
「地球のステージ ~ありがとうの物語」より
日本の梅雨―
洗濯物は外には干せないし、雨の対策も面倒・・・と、
快適な生活になれてしまった私は、ついつい文句を言いたくなります。
でも、リエムにとって、この雨は恵みの雨かもしれません。
そう思うと、この湿った空気も、草花を元気にさせ、キラキラと輝かせる雨も、
大事な贈り物のように思えてきて、雨が少し待ち遠しくなります。
今年の梅雨は、リエムの笑顔のおかげで、
ほんの少しだけでも、世界を近くに感じられるようになれるかもしれません。
Chiba