Doodle について
Doodle を始めた人物
Google 公式ロゴを元に作られている Google
のホリデーロゴは、Google のウェブマスター、デニス ホワンが、2000 年に世界中の行事や祭日のホリデー ロゴを描き始めてから、Doodle
チームの作品は何百万もの人々に見られ、熱狂的な支持を受けています。Doodle チームの次の作品を、いまかいまかと待ち望んでいるファンもいれば、Doodle
のみを取り上げたウェブサイトやブログも複数存在しています。ホリデーロゴを最初に始めた デニス ホワンにこれまでの作品や、Doodle
を作りはじめたきっかけについてたずねてみました:
多くの人は、興味のある事のうち、ひとつだけ選んでその道を歩みますが、どのようにしてこのコンピュータと芸術を織り交ぜた、素敵な仕事につくことになったのですか?
「大学時代にインターンとして Google で働いていました。そのときウェブサイト管理の手伝いをまかされ、すぐにアシスタント ウェブマスターになりました。ホリデー ロゴに関しては、私が実際に Google で勤務し始める前から、創設者であるラリー ペイジ氏やサーゲイ ブリン氏によって考案されていたのですが、入社したときに、私が芸術を学んでいた事を知って、彼らからホリデーロゴを作成する機会をもらいました。Google の ウェブマスターが、私の一番の仕事ですが、それから、私の 20 %プロジェクトとして、ホリデーロゴを作り続けています。
最新の行事や祭日には常に注意をはらっているのですか?
「どの程度前もって作業を行うかは場合によりけりです。最新の行事にほんとうに至急の対応することもあります。火星探査車が着陸したときには 24 時間以内にロゴを作成しました。世界各国の行事や祭日に関しては、Google のブランドにあう特別な日があれば、ホリデー ロゴを作ってお祝いをしたいと思っています」
Google ユーザーから提案を頂くことはありますか?
「非常に多くのご提案を頂いています。みなさん、創造力豊かですので、皆様からのフィードバックやアイデアは積極的に取り入れています。以前フランスの天文学者から、金星が 122 年毎に太陽面に影を映す現象、金星の日面通過に関するメールが寄せられました。日面通過時には黒い点が太陽面を移動することが確認できるため、こちらのロゴを作成するに至りました」
ロゴのデザインはどのようにして決めるのですか?
「まずはアイデアを全て書き出し、Google で画像を検索し、あらゆるイメージを知識として取り入れた後、文字に合ったデザインを作り上げていきます。私はこの過程が好きですね」
お気に入りのロゴはありますか?
「幾つかあります。モネの誕生日など、画家の誕生日に使用するロゴには特に力を注ぎます」
毎年、同じ行事や祭日のロゴを作るのは難しいですか?
「大きなチャレンジであることは確かですが、楽しみのひとつでもあります。この仕事を始めてしばらく経ちますが、毎年新しいアイデアを考える必要があります。七面鳥やかぼちゃを描き方はそう多くはないですからね!」
デニス ホワン氏からのアドバイス
- 各文字の形を引き立たせるようなデザインを考えましょう。しかし、このルールに縛られてクリエイティブな考えを無駄にしないように。
- 作成したデザインがどの媒体でいちばんいい形で表示されるか試してみましょう。( PC でもロゴを作成できます)。
- デザインはあまり複雑にならないように。シンプルなデザインほどそのインパクトは大きくなるものです。
- 作品は Google のホームページに掲載されます。実際にどのように見えるのか考慮して作成しましょう。
- 色使いは大切です。白の背景も忘れないように注意してください。
- 商用の画像や著作物は使用しないように。
- 既成概念にとらわれないように。クラスメイトとは違った、全く新しいロゴを作るように心掛けましょう。
- Google の文字の手前や奥のスペースは自由に利用してください。その場合、ロゴデザインの全体バランスを崩さないように注意してください。
- とにかく楽しんでください。“Doodle 4 Google” で大切なことは、「創造性」そして「楽しみながら作品をつくる」ことです。