品質で日欧メーカーに勝った現代・起亜自

 現代・起亜自動車が米自動車専門調査会社、JDパワーによる最新の品質調査で、BMW、ベンツ、レクサス、フォルクスワーゲンなどを破り、2年連続で最高レベルの新車品質を認められた。ただ、今年2月にJDパワーが発表した中古車評価では下位にとどまり、名実共に高級車メーカーと呼ばれるためには、車体の耐久性と燃費改善が求められる。

■小型車で認められた品質」

 JDパワーが17日発表した今年の初期品質調査(IQS)によると、一般・高級ブランドを合わせた計33ブランドのうち、起亜自は2位、現代自は4位となった。BMW(6位)、レクサス(9位)、ベンツ(14位」、アウディ(16位)など世界的なブランドを上回った。ランキングは昨年に比べ、現代自は同じだったが、起亜自は4ランク上昇した。

 ポルシェ(1位)、ジャガー(3位)など高級ブランドを除く一般21ブランドで見ると、起亜自は1位、現代自は2位を占めた。昨年は現代自が1位、起亜自が3位だった。

 今回の調査は新車を購入後90日が経過した米国の消費者8万4000人を対象に昨年11月から今年2月にかけ満足度を聞いたものだ。100台当たりの不満件数を点数に換算し、点数が低いほど品質満足度が高いと見なす方式だ。米国の消費者の多くは、自動車購入時にJDパワーの品質満足度評価を参考にする。

 現代・起亜時は過去最多の11車種で最優秀品質賞を受賞した。特に現代自のアクセント(小型車」、ツーソン(小型SUV)、起亜自のソレント(中型SUV)、ソウル(小型多目的車)が1位の評価を受けた。アクセントは2年連続で小型車部門での最優秀品質賞を獲得した。

李仁烈(イ・インヨル)記者
前のページ 1 | 2 次のページ
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連ニュース