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【プロ野球】

日本ハム、首位陥落  平成のON砲そろって4タコ

2015年6月20日 紙面から

◇ソフトバンク4−3日本ハム

ソフトバンク−日本ハム ともに無安打に終わりベンチでさえない表情の日本ハム・中田(左)と大谷=ヤフオクドームで

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 ソフトバンクが今季5度目のサヨナラ勝ちで首位に浮上した。3−3の9回無死一、三塁で代打の吉村が中前適時打を放った。4番手のサファテが3勝目。日本ハムは2度追い付く粘りを見せたが、あと一本が出ずに2位に転落した。

      ◇

 首位攻防戦第1ラウンドはあまりにも後味の悪い敗戦となった。9回無死一、三塁。増井の投じた直球は吉村に右中間へはじき返された。リーグ戦再開初戦、サヨナラ負けスタートで首位陥落。ともに無安打と沈黙した中田、大谷のON砲は悔しさをかみ締めながらベンチを引き揚げた。

 ホームランテラス新設で狭くなったヤフオクドームでの今季初戦。両大砲の気合が空回りした。象徴的なシーンは5回だ。田中の右前適時打で同点とし、なおも一、二塁。ここで中田はフルカウントから外角の変化球に見逃し三振。続く大谷も同じく変化球に見逃し三振。押せ押せムードは一気にしぼんだ。4打数4三振に倒れた大谷は「今、言ってもしょうがない。明日、また頑張っていけばいい」と必死に前を向いた。

 4、5番の平成のON砲でなんと8打数無安打6三振で、チームも13残塁。栗山監督は「あれだけチャンスがあってものにできなければ、相手の流れになるよね。しっかりやります」と巻き返しを誓った。このままでは終われない。首位攻防戦は残り2試合。打線の奮起が待たれる。

  (水足丈夫)

 

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