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サイ・ゴダード(3月18日)
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【プロ野球】DeNA、ついに11連敗 交流戦終わっても潮目変わらず2015年6月20日 紙面から ◇広島3−1DeNA
ドンヨリとした空気がDeNAを包んだ。再開幕の1戦。屈辱の数字を1つ伸ばした。ミスが絡む失点。迫力を欠く打線…。暗い空の下、大入りの横浜スタジアムには11連敗の現実が残った。 試合後のテレビインタビューに臨んだ中畑監督は、早口で一気に言葉をつないだ。「マエケンに対して真っ向勝負したけど、今日は良い試合ではダメ。ウチは勝つしかない。また切り替えていきます」。わずかに15秒。2つめの質問の間も与えず、会見場を後にした。 4日間の休養を挟んだ指揮官は「気持ちも新たにいきましょう」と心機一転、グラウンドに飛び出した。しかし、勝負の世界は厳しい。連敗ストップを託した先発・井納が初回に簡単に先制を許すと、早くも重いムードが球場に満ちた。 3回には左飛を筒香が薄暮の空に見失った(二塁打)直後、連打で追加点を許した。7回はチームとして今季42度目となる暴投と失策でダメ押しの1点。「立ち上がりは0点に抑えないといけないし、3回も筒香のプレーをカバーできなかったことが悔しい」。先発ローテを再編し、中5日で初戦を託された井納が唇をかむ。 「失策も多いけど、それを投手が防いだり、野手が防いだりするのが野球」。負の連鎖に指揮官の口も重い。1勝11敗で早くも6月の負け越しが決定。かろうじて2位には残ったが、目の前には球団ワーストの14連敗が近づく。「何を言っても言い訳になる」。潔すぎるキヨシ節が、出口の見えないトンネルの奥に消えた。 (井上学) PR情報
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