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【プロ野球】

キヨシ、シンガポールに学べ ホームを死守せよ

2015年6月18日 紙面から

捕手嶺井(左手前)と高城に身ぶり手ぶりでアドバイスするDeNA・中畑監督(右端)=横浜スタジアムで(武藤健一撮影)

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 イズワンに学べ! 10連敗中と泥沼のDeNA・中畑清監督(61)が、サッカーW杯アジア2次予選で日本を完封したシンガポールに感激。17日の横浜スタジアムでの練習ではGKイズワンのゴールを守り抜く姿勢を捕手陣に求め、集中特訓を課した。

 打撃ケージ裏にいた指揮官がスタスタと歩み寄る。そこには、捕球練習をしていた新沼バッテリーコーチと高城と嶺井がいた。「捕手はチームの要。監督代行と言われるほどだから。ただ、(2人とも)まだレベルは低い」。身ぶり手ぶりでアドバイスを与えた。

 スコアレスドローだった前夜の代表戦は見ていなかったものの、報道では知っていた。「(捕手と)共通するところはあるね。止める、という点で」。そして自軍を見てみると、大きな課題が見えている。やすやすと本塁を与えてしまうバッテリーエラーだ。

 交流戦終了時の66試合での41暴投は両リーグ最多。セで2番目に多いヤクルトの20と比べても、数字は突き抜けている。昨季塗り替えた球団ワーストの56暴投どころか、1990年ロッテのプロ野球記録(68暴投)の更新も時間の問題だ。

 「(捕手は)最後のとりで。何としても死守するという球際の強さと勇気が必要」という中畑監督は、23本のシュートを浴びても無失点で耐えたシンガポールに対抗して「ホームに23回突っ込んできてもアウトにすればいい」。指揮官の熱い指導を受けた嶺井は「点を取られなければ負けることはない。しっかり守ります」と話した。 (井上学)

 

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