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賃上げ平均8235円 17年ぶり高水準
6月19日 17時55分

ことしの春闘で大手企業が回答した月額の賃金の引き上げ額は、過去最高水準のベースアップが相次いだことなどから、平均で8235円となり、平成10年以来、17年ぶりの高い水準となりました。
経団連は19日、東証一部に上場し、従業員が500人以上の大手企業116社のことしの春闘の回答状況を最終集計として発表しました。
それによりますと、月額の賃金の引き上げ額の平均は、定期昇給を含めて去年より865円増えて8235円となりました。
月額賃金の引き上げ額が8000円を超えるのは平成10年の8293円以来で、17年ぶりの高い水準となります。また、率にすると2.52%の増加で、去年に続いて2%を超えました。
経団連は「デフレ脱却を目指すという社会的な要請もあり、過去最高水準のベースアップを決めた企業が多かったことなどがこうした結果に反映されているのではないか」と話しています。
経済界は、去年に続いて、ことしの春闘でも政府から賃金引き上げへの協力を要請された形ですが、来年以降、企業による自主的な賃上げの動きがどこまで広がるのかが焦点となります。

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