吉田拓史
2015年6月19日23時13分
山崎拓・元自民党副総裁(78)は19日、那覇市内で開かれた地元新聞社主催のフォーラムで、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設計画について「粛々と進めることではない。(県と)真剣な話し合いを持つべきだ」と述べ、安倍政権に苦言を呈した。
山崎氏は、昨年の知事選や衆院選で辺野古移設反対派が勝ったことを念頭に、「一種の民意(が出た)。逆らうのは民主主義の原則に反する」と指摘。司会から、移設工事を中止して県側と話し合うよう政権に働きかけることを求められると、「骨を折る努力をします」「お約束いたします」と応じた。
一方で、辺野古移設そのものについて山崎氏は、米軍の使用期限付きで容認せざるをえないとの立場を示した。
山崎氏は今月12日、安倍政権が成立をめざす安全保障関連法案をめぐって「軍事力行使国家への大転換」などと批判している。(吉田拓史)
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