第三の書庫

 マンガ、ラノベ、アニメ、ゲームの簡易感想を書いていこうと思っています。

遊戯王アーク・ファイブ OCG 『クロスオーバー・ソウルズ』 再販を購入

 とりあえずクロスオーバー・ソウルズが再販になったということで、ちょろっと買いにいってきました。
 所謂、うさぎクジというやつですね。

 当然うさぎも欲しいわけですが、個人的にはプトレマイオスが欲しいところです。
 まぁ、このタイミングで手に入れて、あっさり改定で禁止とかだったら泣ける話ですが。

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 とりあえず買ってきたのは、1BOXと5パックです。

 5パックの方も丁度入荷したばかりということで、開けたばっかのトコだったらしいです。

 それでは5パックの方から。


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 最初のレアは『クリアウイング・シンクロドラゴン』。
 クリアウイングはホロが欲しいです。
 ホロ。

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 次は《幻竜星-チョウホウ》。

 5パックでスーレア以上が2ってのは当たりの方かなぁと思っていたら――。

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 BOXの右上から順に剥いて3パック連続。
  《デストーイ・マッド・キマイラ》、 《RR-レヴォリューション・ファルコン》、 《幽鬼うさぎ》の3連続。

 とりあえずうさぎ出ましたー。
 早々と。


 いいかなぁと思っていたら――。

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 《幻竜星-チョウホウ》、《超重武者タマ-C》の5パック連続。

 なんだって、こんな。
 サーチしたわけでもなく、そもそもやり方知らないですし。
 パックの順番を入れ替えたわけでもないのに、まさかの5連続。

 どうして、こっちのBOXをパック買いしなかっただし。

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 初っ端にレアが出ちゃったので、この辺のパックは面白みがないです。
 久しぶりに出たのが、その中で出たのが。
 光の速さで敵を討て、ホロホシカッタ・シンクロドラゴン。

 レリーフは持ってなかったですし、カッコいいんで良かったですけど。

 この時点でBOX半分終了。
 右半分に大分偏っている感じですよ、明らかに。


 残りの半分が怖い。

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 と思ったら、 《聖霊獣騎 ガイアペライオ》、 《星守の騎士 プトレマイオス》と。

 ようやっとプトレが来た。


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 ノーレアの 《幻のグリフォン》がありますが、この辺レアがないですよね。
 僕、パックで買う時は5~10パックで買うことが多いのですが、10パック買ってこの辺の所だったら超凹むだろうなぁ。

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 そしてラスト3パック。
 ノーレア枠の《プリン隊》。
 そして最後の最後まで出なかったシクレア。
  《マドルチェ・プディンセス・ショコ・ア・ラ・モード》。



 都合、35パック。
 BOX的な当たり外れ――で判断が難しい。

 とりあえず、スーレアですが、うさぎも出ましたし、欲しかったプトレも出ましたので。
 ノーレアも持っていないグリフォンと、プリン。
 パック購入分と合わせて、コンプリートできたんじゃないですかね。
 たぶん。

 そういう意味でいえば当たり。


 ただ、欲を言えば、ギャラクシーサイクロンは欲しかった。
 もしくは、クリアウイングをホロで。


 
 遊戯王アーク・ファイブ OCG クロスオーバー・ソウルズ BOX
 遊戯王アーク・ファイブ OCG クロスオーバー・ソウルズ BOX


 もう10パックくらい運試しで買いたいなぁ。

 うさぎで僕に笑顔を。
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[ 2015/06/11 15:03 ] 遊戯王 OCG | TB(0) | CM(0)

ベイビーステップ #347 「共感」 感想


 対談センターカラー。

 いよいよタクマさんとの試合が決着。

 カウントは4-6、7-5、11-9。

 人生最大の劇的勝利でタクマさんを破ったエーちゃん。

 予選上がりの高校生が優勝候補の一角を破ったという大番狂わせに大きく沸く観客。

 この試合がこの大会のベストマッチだと。


 この大勝利にエーちゃんの応援した面々の反応も様々。


 そして勝ったという実感を得たエーちゃん。
 するとタクマさんが既にネットまで来ていることに気づき、慌ててネットに駆ける。

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 すると足が動かずに、その場で転んでしまう。
 これには今までの熱線を繰り広げていただけに、そのギャップに観客から笑いが起こる。

 集中力が切れたエーちゃん。
 その足は既にガクガクで、限界ギリギリだった。

 一方でこいつに負けたのかよと、タクマさん。

 エーちゃんは、試合後の握手で、「本当にいろいろありがとうございます!!」と大きく頭を下げる。

 するとタクマさん、エーちゃんの握手を振り払い、「次はぶっ潰す・・」と。

 ――次の舞台。

「プロになんだろ?」

 エーちゃんは思わず言葉を探すが、そんなエーちゃんを後押しするように、観客がエーちゃんを後押しするように歓声を。


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 この声援にエーちゃんは「・・・・はいっ!!」と強く頷く。


「来るなら早い方がいいぜ。勝ち逃げされたくねえから言ってんじゃねえぞ」



 そしてこの試合を観ていた宮本記者。
 これは日本のテニス界も少し動く事件となるかもしれないと。

 そして三浦コーチ。
 エーちゃんの執念を痛感。
 それに付け足すように、池がエーちゃんはタクマさんを長年研究してきたからこそだと。
 それでもあのサーブをあそこまで読み切ったのは見事だと。

 三浦コーチ。
 世界ランク急上昇中のタクマさん、これから世界でも徹底マークされる。
 この負けは大きな糧なると。
 そのための反省会が必要だと。


 と、ここで池がもう一仕事あるからと、その場を離れることに。


 そしてコートから出てきたエーちゃんを迎える面々。
 エーちゃんとタクマを最初から見てきた諭吉は思わず涙。

 そしてなっちゃんは、笑顔で。

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「私が言ったとおりになったでしょー」

 と。

 そしてなっちゃんも勝ったと報告。


 そしてエーちゃん母も信じられないとしつつも、タクマさんの9位に勝ったということは日本8位だと勘違い。
 それならプロでやっていけるのかもと。

 まぁ、エーちゃんがこういう試合に勝ち続けないとそんな位置にはいけないと訂正。
 そして今日の試合じたい、過去最高の出来だったし。

 と、そんなエーちゃんを遮り、その最高の出来も自分で導き出した。そしてあのタクマさんに自分の力で勝ったんだという青井コーチ。


 するとエーちゃんは青井コーチに今すぐに相談したいことがあると。

 それはエーちゃんがプロになるために、まだやれることがあるのではないのかという問い。

 一方タクマさんはプレーヤーズラウンジに戻る。
 するとスタッフが、試合前に頼んでおいたことをお願いしたいと。

 負けた自分がと気が乗らないタクマさん。


 その内容は、池とタクマさんとの合同でのサイン会。
 池と一緒ということで、ますますイライラを募らせるタクマさんだが、これも仕事と割り切る。

 初っ端のサイン。
 池の元には女性ファンがいくが、タクマさんの所には男性ファンが。
 先ほどの試合感動し、自分も生涯サーブ&ボレーでいく積りだという。

 そして今度は少年ファンが。

 そしてまた次は男性ファンがと、その後も続く列には男性ファンが多い。


 すると池が思わず、
「タクマさん、すごい人気だね・・・・。特に男の人に」
 と。

「でも、それ俺もわかるな・・」

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「タクマさんのテニスは本当にカッコいいよ。・・・・同じテニス選手の俺から見てもね」

 と。

 思わず目を点にするタクマさんだが、お前に言われてもピンとこねぇと。


 そしてエーちゃん宅。
 エーちゃんの勝利を事前に知り、揚々と帰宅する父。
 するとエーちゃんはPCの前に座り、作業中。

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 そこでエーちゃんは、自分がプロになるための履歴書を作成中――という感じでプロに向け本格始動で<#348 歩み>につづく。


 さて、僕の見落としかもしれませんが、今回のサブタイってどこにありましたか?
 とりあえず前号の予告から持ってきましたが。


 それはさて置き、エーちゃんがタクマさんに勝ったことで本当に、プロへの道を進むことになりそうですね。
 次回は所謂総集編的な流れのタイトルですが、どうなんだろ?

 そしてずっと思っていた僕なのですが。
 この一戦に注目していた緒方はどこで迷子になっていますか。

 試合中も試合後も全くいないような気がしますが。
 どちらかというと、井出と岡田に出番を奪われた的な。


 そして試合に負けながらもサイン会に出なければならなくなったタクマさん。
 ですが、思ったよりもエーちゃんへの敗戦というのは引きずっていない感じですか?

 まぁ、中学時代池に完敗した時よりも、メンタル的にかなり成長はしているわけですしね。
 それでも、サイン会も終わって、家に帰ったら、布団にもぐって、ガチヘコミするのかと思うと、涙がちょちょぎれる。


 でも、実際にタクマさんのプレーには浪漫がありますよね。
 これは女性ファンよりも男性ファンが付くというのも納得できる気がします。



 ベイビーステップ(35) (講談社コミックス)
 ベイビーステップ(35) (講談社コミックス)

 

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[ 2015/06/10 18:18 ] ベイビーステップ | TB(0) | CM(0)

ベイビーステップ #346 「決定打」 感想


 試合も最終盤。
 絶妙のタイミングでスライスのロブを打ったエーちゃん。
 タクマさんはいつもより更に前に来ている。

 超えてくれという望みの通り、タクマさんはそれを打ち込むことは不可能。
 即座に後ろに下がる。

 とここでエーちゃんの有利となる。
 しかし、このロブはスライス、返ってくると予測し、一撃で決めるべく前に出る。

 タクマさんも、そのエーちゃんの動きを視界の端で捉えている。
 その上で、前に詰められる前に叩くと、強引に飛びつき、そのロブを叩く。

 エーちゃんの予測よりも早いタイミングでのショット。
 前に詰め切れていないエーちゃんは、そのショットに飛びつき、ラケットの端で当てるだけ。

 その球は、ネットに弾かれ――。

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 タクマさんのコートへと落ちる。

 これでエーちゃんのブレイク。
 ゲームカウントは10-9となる。

 均衡が破られる。
 しかもエーちゃんのブレイクに沸く観客。

 エーちゃんの応援をする影山や諭吉も声を大にする。


 先ほどのギリギリのゲーム。
 タクマさんは開き直るのが1ポイント遅かったと青井コーチは予想。
 何にしても、怒涛の勢いをここで一度止めたことは大きいと。

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 息を切らすエーちゃんだが、ブレイクしたことの実感を得るにつれ、その想いを噛みしめる。

 が、まだ勝ったわけではない。
 次のゲームのタクマさんこそ脅威だと気持ちを引き締める。

 今のゲーム、エーちゃんがブレイクできたのは重圧を武器にできたことに加えて、タクマさんの得意なサーブとスマッシュに敢えて挑んだから。

 そう考えたエーちゃん。

 タクマさんのサーブ&ボレーを超えたいなんて言っていちゃいけないと。
 大事なのは自分の根っこにあるタクマさんへの畏れを完全に打ち消す勇樹だと。

 そこまで考えたところでタイムのコールが。

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 エーちゃん、このゲーム勝たせてもらうのではなく、叩きのめす気が挑む。


 一方のタクマさんも、あと3ゲームくらいならもつ。
 そのうちの状況をひっくり返すとこのゲームのブレイクに意気込む。


 最終セットの第20ゲーム。

 しかし、エーちゃんは今までにない心境でタクマさんと相対す。

 『乗り越えたい』気持ちから、『倒す』への変化。

 それはこの試合の中でエーちゃんが戦いながら得た自信によるものが大きい。
 奪われながらも重圧をかけ続けた第1セット。
 瀬戸際まで追い込まれ、負けを覚悟しても最後まであがいた第2セット。
 そして死力を尽くして集中し続けた最終セット。

 プロになりたいという強い思いが終始エーちゃんを支え続けた。

 
 最初のポイントはエーちゃんのダウンザラインにうまく対応したタクマさんがオープンコートに決め、0-15。


 今度はエーちゃんがドロップを決め、15-15。

 するとタクマさんが強烈なショットで決め、15-30。

 エーちゃんが前を取り、30-30とし、更に連続ポイントでマッチポイントを迎える。


 そして最後、フォアでのオープンコートを意識させた上で、逆を突くショット。

 これが決まり、開始から3時間超。

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 ついに、この大きな実力差を覆すゲームメイクを、エーちゃんは成し遂げたーー。


 という所で次回Cカラーもある<#347 共感>につづく。




 ………………………………。

 ………………………………。


 ん?


 あれ? エーちゃん勝ってんじゃ。


 こんなになんかも内容を飲み込めずに、何度も何度も読みなおしたのは、神田戦以来ですよ。

 マジで勝ったじゃないですか。
 やったー。


 もう、なんか負けフラグの連続でしたから。

 ほら、なっちゃんの勝よ発言から、逆に。



 もう、なんというか、
 エーちゃん、オメ。


 なんか涙出てきた。
 いや、次のペースの話じゃないですけど。


 ベイビーステップ(35) (講談社コミックス)
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[ 2015/06/03 19:31 ] ベイビーステップ | TB(0) | CM(0)

ベイビーステップ #345 「傾き」 感想


 タクマさんのミスが重なり迎えたブレイクポイント。
 しかし、ここでタクマさんのサーブが復活してきた最終セットの9-9の最重要ポイント。

 池の見解では、このゲームの途中からタクマさんの様子が一変した。長期決戦を避け、短期決戦狙いに。

 その途端にエーちゃんのラケットを弾き飛ばす程のサーブを見せた。

 とすると、ここが最後の勝負所だと。


 追い込まれたタクマさん。
 ブレイクポイントだろうが、ピンチだろうが関係ないと吹っ切る。
 全神経を目の前のサーブだけに集中し、入ったら次はファーストボレーだけに集中。

 常に目の前に一球だけに全神経を集中させ、最後は前で決める。

 ここまでエーちゃんの展開で均衡が続いた。
 だから、ここからは自分の展開だと。

 リミッターを完全解除し、全球全力でいくタクマさん。

 タクマさんの気迫を感じ取ったエーちゃん。
 それでも、230kmを超えるサーブが安定するとは考えられないと考えるが、それでも全部入ってくると思ってリターンに備える。

 情報でコースを読み、その上でタクマさんの動きを見て最終判断。

 タクマさんのサーブはセンターに200kmのスピン。
 これを読んだエーちゃんは、何とかサーブに追いつき触れることに成功する。

 しかし、タクマさんはこれをサーブ&ボレーで一閃。
 電光石火の一撃で決め、30-40とする。

(いいも悪いも後だ・・・。次の一打に集中)


 エーちゃんは超高速フラットから高速スピンとの落差、それに加えてのコース。
 さらに迷いのないボレー。

 これは今まで体験したことのないタクマさん。
 この流れでキープされてしまった次が危ない。
 ここを取られて次のサーブゲームに入ったら、タクマさんの動きだけに集中し続けられる自信はない。
 そうなればパフォーマンスが一気に落ちる。

 そう考えたエーちゃんは、現状が崖っぷちだと判断。
 ここを逃したら、もうブレイクポイントはないと。

 するとタクマさんのボールトスの間に、賭けで動き出す。
 センターへ。

 この動きに気づいたタクマさん。
 その動きが視界を過ったからか、ワイドへ狙ったサーブは外れ、フォルト。

 完全に読みを外し、逆に動いたエーちゃんは助かった形。
 今のサーブ、タクマさんのファーストに対して、エーちゃんも高速スライスでのリターンを狙っていた。

 それはタクマさんも今の動きとグリップの握りで把握。
 予想していない展開だけに驚くが、それ以上にエーちゃんのここぞという場面でのその度胸に、笑いが出てくるほど。

 セカンドを狙い打とうとするエーちゃんに、やっぱりお前はムカつくなぁと放ったセンターへのスライス。
 その上で前へ。

 速い上にコースもいいサーブ。
 エーちゃんのリターンも前で受け、エーちゃんの次のショットは両サイド共に狭く、上もリスクが高い。

 それでもエーちゃんは針の穴を通すようなコントロールで鋭角ショットを狙う。

 その絶妙なショットにタクマさんの体勢も崩されながらのショットになるが、返った場所は深くいい所。

 即座に体勢を整え、次に備えるタクマさん。

 一方のエーちゃんは走らされ、打てる体勢を取れていない。
 その上で伸ばしたラケットの面ではもうスライスしか打てない。

 それを読んだタクマさんは、どこにでも打って来いと待ち構える。

 すると、エーちゃんここぞとばかりに、スライスでのロブでタクマさんの頭上を抜こうとする。

 そのショットが越えるか――というところで次回につづく。



 30-40としたタクマさんのサーブ&ボレー、めちゃくちゃカッコいいですね。
 電光石火。
 まさにその一言かと。


 でも、崖っぷちだと自覚したエーちゃんが、賭けにでるメンタルが半端ねぇ。

 追い込まれれば追い込まれるほど、エーちゃんのメンタルの強さが表面化しますよね。

 これはもう素直に憧れるしかない。


 そしてアングルからのスライスロブ。
 浅野さんとの試合は無駄じゃなかった。

 的な。


 的な。


 こういう展開は嫌いじゃない――というか大好きだったりするココノイさんなのです。


 しかし次回サブタイが決定打。
 良くも悪くもこの一打が試合を決定づけるものになるのでしょうか?

 ベイビーステップ(35) (講談社コミックス)
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[ 2015/05/27 19:01 ] ベイビーステップ | TB(0) | CM(0)

ベイビーステップ #344 「精神性」 感想


 最終セットはキープ合戦が続き、ゲームカウントは9-9という均衡状態。

 この状況はに、タクマさんは改めてエーちゃんのしぶとさを痛感。
 実績がない中でのプロ志望なら、ここで結果を出すしかない。
 とはいえ実際にそうできるのは普通ではないと。
 が、実際にエーちゃんのしぶとさは昔から異常だったと。


 一方のエーちゃんも本来のラクマさんはもっと気まぐれ。
 試合が長引けば好不調の波がもっと出てきてもおかしくないが、自身が好調を維持できていても崩せない。
 そこにトッププロの壁を感じる。

 しかし、タクマさんもエーちゃんの凄さを実感。
 あのノートを積み上げ、絶対に無理だと思ったことをやってのけ、常識を覆された。
 この土壇場、一番の脅威はそこだと。
 そこを見誤らないよう、注意して対峙すると。


(でも、もう・・・・いい加減お願いします。勝たせてください!)

 祈るような気持ちで出た賭け。
 サーブをワイドへと読んでのリターン。

 これがドンピシャ。
 ラインギリギリのサーブにも対応し、オープンコートへ叩き込む。

 が、ここで審判の判定はフォルト。

 これはどちらにも意表を突かれた判定。
 エーちゃんは自身の目の良さから、入っていたことは間違いないと。

 一方のタクマさんの入っていたという手応えはあった。
 いいサーブだったのが読まれて、エースにされた。
 審判のミスジャッジに助けられた形。


 もしも、今のミスジャッジがなければリターンエースだったのに。
 エーちゃんがそう考えたのは一瞬。
 即座に頭を切り替えて、セカンドサーブはチャンスだと、気合を切れる。

 エーちゃんのその様子に気づいたタクマさん。
 疲労も緊張もピークの最重要ポイント。ここでミスジャッジを受けても、それを糧にするように前を向く。
 何があろうと純粋に目標だけを見据え続ける。
 これがエーちゃんの強みだと。
 しかもサーブキープの無間地獄が続く現状、このしぶとさが有利に働く。
 それをなんとかしなければならないタクマさんは頭を悩ませることになり、すぐにセカンドサーブにとはいけない。

 15秒経過のコールを受け、ようやく考えても始まらないと踏ん切りをつけたタクマさん。
 今の劣勢なセカンドサーブを立て直すつもりで打つ。

 が、これがフォルトとなり、ダブルフォルト。
 結果、0-15となる。


 エーちゃん、今のはただのラッキーではなく、ここまでセカンドサーブを攻め続けた結果だと。
 その上で、これを活かし、ブレイクすると更に気合を入れる。

 一方のタクマさん、劣勢を跳ね返そうとしたために、力が入ってしまった。
 先が思いやれるものの、スコアは劣勢ではないとネガティブな思考を止める。

 第2セットのように剛速球でバカバカと決められる状態ではないが、今のサーブのリズムを保てば決定力に欠けてもキープはできる。
 そこで焦らずどこかでブレイクすればいい。
 ドロ沼のサバイバルになる前に、自分のタイミングで仕掛けて試合を終わらせればいい。

 そう考えるタクマさんだが、ファーストサーブは惜しくもアウト。
 決して悪くなかったが、もうダブルフォルトはできない。

 一方再びチャンスを迎えたエーちゃん。
 ゲームカウント5-4以降、勝ちに行こうとするタクマさんのストロークに明らかな傾向が。
 それはフォアを打つ機会が増している。

 タクマさんはバックも決定力があり得意だが、ここぞという時はフォアを信頼しているのだと判断したエーちゃん。
 その情報を活かす。

 セカンドサーブはセンターへ170km。
 エーちゃんはタクマさんが前に出てきてないことを確認し、フォアに回り込めるか微妙な所に1/81のコントロールで強打。

 タクマさんは強引に回り込んでのフォア。
 するとエーちゃんはこれをバックでクロス。

 タクマさんは構えをとることができずエースで決まり、0-30。

 ミスジャッジ以降自滅気味のタクマさん。
 打たされてミスって、弱気を攻められている。

 そうすることで、エーちゃんのしぶとさが怖かったとのだということに気づいたタクマさん。
 我慢比べじゃ勝てない。
 しかし、ファーストサーブのリスクは上げられないし、セカンドサーブのリスクも下げられない。
 前にも出にくいうえ、後ろにいれば嫌な所を突かれる。

 タクマさん、ラケットで球を地面に突き、考える。
 そして最後に強く弾き、跳ねた球をキャッチ。

 そうやって頭を切り替える。

(こんな面倒な奴に付き合うほど・・・・、俺はバカでもお人よしでもねえ・・・・)

 エーちゃんのどうしようもない集中力を、敢えて切る必要はないと。
 エーちゃんが長期戦有利なら、短期決戦で、この2ゲームに全てを懸け、爆発力で勝負を挑んたタクマさん。

 するとファーストサーブの速度は230km。
 フォルトだったものの、凄まじいスピード。

 そしてセカンドサーブもフォルトで、これで0-40。

 いよいよキレたのかという流れ。
 これでエーちゃんのトリプルブレイクポイント。

 しかし、池はギリギリだけどキレてないと。
 エーちゃん有利は揺るがないが、ここは気を付けないとまずいと。

 タクマさん自身、最悪の状況ながらこれは想定内だと。
 ここから取り返せばいい。

 そういう精神状態。


 ブレイクチャンスが3本あるエーちゃんだが、ここは最初決めるつもり。

 タクマさんのファーストサーブにタイミングを合わせ、ラケットに当てた瞬間、ラケットが弾き飛ばされる。

 その時のサーブスピードは233km。

 15-40。

 いよいよ剛速球が再び入ってきた。
 もし、これが入り始めると逆転もあり得る。

 今のサーブはこの速さにも関わらずフォームに安定感もあった。
 そう感じたエーちゃんは、ここでブレイクしなければダメだと確信。

 決着へ加速する――というところで<#345 傾き>につづく。






 最終セットもゲームカウント9-9。
 ここにきて集中力を増すエーちゃんは半端ないなぁ。

 しかも、ミスジャッジの後で。

 これはタクマさんが崩れるのも分かる気がしますよ。
 エーちゃんのしぶとさはホントに怖いと思いますよ、相対すると。

 特にタクマさんはエーちゃんの事をよく知っている分余計にそう思うんでしょうね。


 何というか、ミスジャッジで助かったタクマさんが調子を崩して、損をしたエーちゃんの集中力が増すというのも皮肉な話ですよね。

 崩れた分、復活しそうなタクマさんですが。
 エーちゃん、、ここでブレイクできなければ、絶対勝てないですよね。

 次回、いよいよ試合が動くのでしょうか?


 ベイビーステップ(35) (講談社コミックス)
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[ 2015/05/20 20:52 ] ベイビーステップ | TB(0) | CM(0)
プロフィール

ココノイ

Author:ココノイ
体調不良でまともに身体が動かなかった時に、遊戯王にハマりました。
いや、つい。

最近購入しているコミック誌とか
まぁ、買っているからといって、その雑誌の感想を書いているとも限らないわけですが……。
一応その雑誌に載っている漫画の感想はある程度書きたいなぁと思っていたりするのです。
週刊少年ジャンプ
週刊少年マガジン
週刊少年サンデー
月刊コミック電撃大王
月刊ヤングエース
月刊タイムきらら
月刊ヒーローズ

この辺に連載されているものは時々何かの話のネタにしたり、しなかったり。
適当な一言
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