「韓国はMERS対応で根本的な間違いを繰り返した」、米専門家が指摘=韓国ネット「失敗例として韓国の名が…」「なぜマニュアルと逆の行動を?」

配信日時:2015年6月20日(土) 0時11分
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19日、韓国・聯合ニュースによると、米国の専門家たちはSARSやエボラ発生時に比べ、韓国がMERS対応で明らかに多くの根本的間違いを繰り返したと指摘した。これに対し、韓国のネットユーザーから多くの意見が寄せられている。写真は韓国広蔵市場。
2015年6月19日、韓国・聯合ニュースによると、米国の専門家たちは、「韓国は中東呼吸器症候群(MERS)対応で、重症急性呼吸器症候群(SARS)やエボラ発生時に比べて明らかに多くの根本的間違いを繰り返した」と指摘した。

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米ジョージタウン大学ローレンス・ゴスティン教授と感染症の専門家ダニエル・ルーシー博士は、米国の医学協会誌(JAMA)への寄稿文「MERS:世界保健課題」で、このように指摘した。実際の例として、透明性不足と不十分な感染の制御、不要な学校閉鎖などの社会的混乱を挙げている。

教授らは、「MERSは類似したSARSより人間同士の感染がより困難なはずであるが、5月に発生した1人目の患者から数十人が感染した『超拡散(super−spreading)』の状況を見ると、保健医療環境の不備によって広く拡散したと言える」と指摘。さらに、「韓国の状況を見ると、MERSが米国など他の国にも拡散する可能性があり、これに対する継続的な警戒が必要であることがわかる」とし、「MERSは効果的な公衆衛生戦略で制御することができる」とした。

この報道に、韓国のネットユーザーから多くの意見が寄せられている。

「確かにそうだ。このような指摘は真摯に受け入れたいと思う」
「感染症の失敗事例として、韓国の名前が挙がる。恥ずかしいことだ」
「世界から国の失敗を指摘されている。恥だ」

「政府のせいで、国民が右往左往している」
「サムスン病院は病床数からみると大病院だが、実はJCI認証(グローバル医療の基準)さえ受けていない見掛け倒しの病院だ。対応のミスを犯すのもうなずける。サムスン病院のレベルは、正に朴槿恵(パク・クネ)のレベルだ。国際社会で大韓民国の地位を大きく失墜させた点でも両者は似ている」
「情報公開が遅れたのも、政治家と企業が癒着していることが原因にあると思う。政治と経済を分離しなければならない」

「大統領府はMERSに関して一貫して感染の拡大防止より不安の拡散防止という政治的目的を優先した。そして、感染防止策では透明性が優先されるという既存のマニュアルを無視した。この点を明確に言わなければ、今後このような災難が繰り返されかねない」
「政府の感染症マニュアルでは情報を公開することになっていたはずだが、保健福祉部は逆の行動をとった。その理由は何なのか?私は大統領府が介入したからだと思う」(翻訳・編集/三田)

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