カメラ+レンズをリモートでコントロール。Aputureより待望の製品が発売開始
2015-06-19 掲載
Aputureより、DECワイヤレスリモートアダプターが発売開始となった。DECはフォーカス、絞りなどレンズの調整から録画の制御をワイヤレスで行えるユニットである。
ユニットは、レンズアダプターとリモートコントローラーがメインとなる。レンズアダプターはキヤノンEF/EF-Sすべてのマウントに対応し、MFT/Eマウントカメラに装着できる。
ショルダーリグを使っていると両手はカメラ制御から離れてしまう。その場合、このAputure DECのリモートコントローラーをリグに取り付けておけば、リグを支えている手元でカメラとレンズ制御が行える。
レンズアダプターとリモートコントローラーの無線距離は100m(2.4GHz帯FSK)ドローンに装着したカメラのレンズフォーカス調整も地上から行えるユニットにある各制御ボタンは操作しやすく、またレスポンスも良いようだ。撮影シーンによっては絞りを瞬時に変更しなければいけないことは頻繁に起こりうる。リモート側面のホイールを回転することで絞りを即座に変えられるのは便利。フォーカスはユニットの表面にある左右に動くプールを使ってスムーズに行える。
アダプターとリモートコントローラーに搭載されたミニOLEDスクリーンでカメラとレンズのステータスが確認できるようになっている便利な機能の一つに、2つのフォーカスポイントの切り替えが瞬時に行える機能がある。フォーカスポイントを選んでaボタンを押し、また別のフォーカスポイントでbボタンを押すことでフォーカス値を固定でき、フォーカスプールを左右に移動するだけで事前にマークしたフォーカス位置に移動することができる。
リモートコントローラーとアダプターにはバッテリーが内蔵されており、USBケーブル経由でチャージするようになっている。リモートコントローラーは一回の充電で3~4日持つが、アダプターは4時間程度となっている。
DECセット。黒のボックスにユニットが収めてある実は2014年のNABでプロトタイプがお目見えした当時に話題となった製品。ブラッシュアップに時間をかけて、いきなり発売となった。価格は399ドル前後。
(山下香欧)
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[ DATE : 2015-06-19 ]
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