2015年06月09日

県内巡回

/相州そば海老名店にて冷やしたぬきそば/塩麺屋錦太朗@横須賀中央にて塩中華そば/鶏喰@吉野町にて鶏の醤油らーめん/懐や@鷺沼にてしょうゆらーめん/ビナウォーク/

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 病院好きのオヤジが何回目かの検査入院。
 一人で病院に行ってもらっても私としては全く構わないのですが、医者としては近親者に一筆書かせたいので、一緒に行かざるを得ません。

 どうしても仕事が忙しければ、その後で仕事に行くんだけど、今日は休みが取れたので、ミシュランガイド横浜・川崎・湘南2015特別版に掲載されたビブグルマンのラーメン屋巡りをしようかな、と。
 掲載店は四店、未訪問の三店を回ります。

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 朝ご飯代わりに相州そば海老名店にて冷やしたぬきそば430円
 このお店の発祥はカレーなので、カレーライスを食べるべきではありますが、梅雨入りした肌寒い今日は冷たいお蕎麦を。
 お蕎麦はともかく、さくさくしたたぬき(天かす)がとても美味しかったです。

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 相鉄線で横浜駅へ、横浜駅から京急で横須賀中央へ、今日巡るお店の経路を色々と調べて10円でも安い経路で。
 それでもラーメン代より高くなりそうです。

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 横須賀中央駅から7分ほど歩いて塩麺屋錦太朗(しおめんやきんたろう)@横須賀中央(横須賀市米が浜通)、2013/11/5にオープン、店主さんは灯花@四谷三丁目の出身です。
 平日ということもあり、開店待ちしてからお店を出るまで私しかいませんでした。

 開店前って、これから営業するのかしないのか分かりにくいのですが(もし、臨時休業なら待っているわけにはいかない)、錦太朗さんはドアを半開けして下さっています。
 定刻になって店主さんが店先にメニューを掲げて営業開始、店内に入って右手に置かれている券売機で食券を買います。

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 メニューは塩つけ麺750円と塩ラーメン700円の二種類のみ。
 トッピングは味玉、メンマ、チャーシュー、サイドメニューは玉子かけごはん、豚軟骨めし。 

 店内は灯花よりは広いけど、席間広めで7席ほど、BGMは店主さんのものと思われるウォークマン[メモリータイプ]に外部スピーカーを接続されています。
 L字カウンター7席、食券を買ってカウンター台に置き、冷たくて美味しいお冷を飲みながらラーメンの出来上がりを待ちます。

 テーブルには一味唐辛子、黒胡椒、酢、本場大分から取り寄せた柚子胡椒。
 柚子胡椒の容器は、今まで冷蔵庫に入っていたかのような冷たさでした。

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 程なくして塩中華そば700円、カウンター台ではなくテーブルに置いてくださいました。
 強くなく、それでいて弱くない鶏ガラ(丸鶏かな)出汁の香りが漂い、先ずは箸を差し入れて麺を手繰り、更に香りを楽しみます。

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 僅かに芯を感じる三河屋製麺の極細麺、スープとの相性はバッチリで、「うわぁ、美味しい」と口にしてしまいました。
 何種類のも塩をブレンドしている塩ダレ、鶏ガラスープに、煮干し、鰹節、昆布、干し椎茸辺りまでは分かりますが、鰹節なのか鰹枯節なのかは分かりませんでした。

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 鶏チャーシューは別の部位で二種類、こりっとした食感の細切りメンマ、茹でほうれん草に板海苔、薬味ネギはスープに沈めるタイプ。
 修業元は修業元として、こちらはこちらとしてとても美味しい、スルッと食べてしまってご馳走様でした。
 どうしても気になって、食べ終わった後で屋号の由来を尋ねると、「ウチの犬の名前です」とのこと。

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 次のお店の最寄り駅は吉野町ですが、電車代節約のため、京急線の南太田駅へ、横須賀中央からは乗り換え無しです。
 南太田駅からは線路沿いに横浜方面へ向かい、一度交差点を曲がってまっすぐで次のお店です。

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 鶏喰(とりっく)@吉野町(横浜市南区吉野町)、2012/11/20にオープン、店主さんはお店は分かりませんがイタリアン出身とのこと。
 平日昼間であっても外待ち10人、何人並んでいても並ぶわけですが、店先の写真に人が入るのがとても気になります。

 待っていると店員さんからウーロン茶のサービスがあり、今日はともかく真夏などはとても助かると思います。
 少しずつ列が進み、「土日は10食限定で冷やしをやっているのか」、とか眺めていると、後ろから「ねぇねぇ、何にする?」「醤油と塩があるね」「鶏と鰹の醤油、ってものあるよ」「鰹ってなんだろう?」って会話が聞こえてきて。
 困ったいる人を見ると黙っていられない性格、迷惑だとは思いましたが「鰹とは鰹節の出汁のことです」と口を挟んでしまい。

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 店員さんに店内一番奥のカウンター席に案内され、店員さんから「お決まりですか」と声を掛けられますので、決めていたメニューを淀みなく伝えます。
 カウンター6席にテーブル6席、卓上には激辛辣油、胡椒など。

 ちょうど店主さんの調理の目の前で、見るともなしに調理を見ていると二玉づつ茹でていて、茹で上がるとテボを両手で持ち、目を閉じて直立不動の姿勢でテボから茹で湯を滴り落としています。
 少しするとおもむろに両腕をそうっと上げ、ゆっくり、丁寧に、大好きな女性の身体に触れるかのような愛情で茹で湯を切ります。
 うわぁ、なんて麺を大切に扱っているんだ、大阪のラーメン職人そっくりじゃないか。

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 すると、およそラーメン店主とは思えない笑顔で「前から失礼します」と鶏の醤油らーめん780円を手渡されました。
 背筋がピンと伸ばされるしっかりした旨味の鶏ガラスープ、昆布出汁の旨味を加え、それらの旨味を二倍にも三倍にも広げる醤油ダレ、さすがは神奈川ナンバーワンのラーメン。

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 狙ったわけではありませんが、鶏喰さんも三河屋製麺、丸い細麺でスープが滴り落ちる滑らかな麺肌、美味しいなぁ、かなり美味しい。
 トッピングは部位が違う鶏チャーシュー二枚、鳥つくね、わけぎ、板海苔。

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 スルッと食べてしまってご馳走様でした、レジの近くに先の女性二人組が座っていたので、軽く挨拶して店を後にしました。

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 すぐ近くの吉野町から横浜ブルーラインに乗り、終点のあざみ野へ、あざみ野から東急田園都市線に乗り換えて鷺沼へ。
 ホームから階段を上がるとすぐ右手に改札があって、さっとスマホでお店の位置を確認して、鷺沼駅には人生で初めて降りたような気がします。

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 静まり返った住宅街を数分歩くと懐や@鷺沼(川崎市宮前区)、2013/2/15にープン、店主さんは中村屋海老名で長年働かれていました。
 しかしこの立地、どこかへ通り抜ける道ではないし、駅からは見えないし、昔なら口コミ、今ならネットでしか知りえない場所ですね。

 平日は11時半から15時までの営業だけですが、今日は14時15分頃には麺切れ終了していました。
 店先には外待ち6人、(隣の店舗、住居)に迷惑が掛からないように建屋に沿って並ぶように張り紙があって、先客さんは指示に従っています。

 一人出てきたら一人入る感じで列が進み、30分ほどして店内へ、カウンター6席の壁側に5席ほどの待合席があります。
 しばらくして最奥の席になったので、立ち上がって券売機へメニューはしょうゆと塩、それぞれ小600円、無印650円、大盛り100円。

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 トッピングは味玉とのり5枚のみ、サイドメニューは味玉ごはん、ネギチャーシューごはん、ごはん。
 麺は細麺と平打ち麺から選べ、殆どのお客さんが細麺を選ばれていました。

 席が空いたので座り、事前に横浜トップクラスのラーメンブログをチェックしていたおかげで、箸入れに飴ちゃんが入っていることを知っていて。無事にゲットできました。
 箸入れの上には七味唐辛子、白胡椒、自家製辣油が置かれていますが、この調味料を使う人が想像できません。

 厨房では「私、中村さんとこで修業させていただいたので」と、注文を受けてから(実際には食券を受け取ってから)チャーシューを切り分け、網に乗せて七輪で炙っています。
 もちろん湯切りは天空落とし、ですが、厨房施設のスペースの関係で、天空落とし(小)、それはそれでカッコいい。

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 少し待ってしょうゆらーめん650円、いやぁ、見紛うことなく屋村中。
 しっかりとした噛み応えながら、しっとりとスープを吸い上げる三河屋製麺の平打ち麺、たまたま今日は三店とも三河屋製麺。

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 スープは豚骨、鶏ガラなどを丹念に煮出した神奈川淡麗系のど真ん中、いつの時代に食べても美味しいですねぇ。
 トッピングは炙って香ばしくなったチャーシュー、しっかりと下処理されたメンマ、青菜、板海苔、どれもこれもが美味しい。

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 食べている途中でレンゲを取りましたが、このレンゲが入っている容器、中村屋で共通の形です。
 スルッと食べてしまってご馳走様でした、三杯目までを美味しく食べられることは多くありません。

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 鷺沼駅に戻り、長津田経由で町田へ、町田から小田急線で海老名へ、今日はちょこちょことたくさん電車に乗るなぁ。
 海老名のビナウォーク、ファミリー丸井のリカーショップが泉橋の特別販売所になっていて、ここでしか売っていない泉橋があります。
 お酒は質と値段にかなり幅があるので、とても悩むところですが。

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 体調的にはもう一杯か二杯、食べられる感じですが、もう年寄りなので無理しないで帰宅。
 今日、伺わなかった一店は訪問済みですがかなり前なので、もう一度訪問する予定です。
posted by ふらわ at 00:00| Comment(8) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
ふらわさん

>先ずは箸を差し入れて麺を手繰り、更に香りを楽しみます。

箸を入れると、具材の味が混じるので、その前にスープの味を確かめるのが、
鉄則だと思ってました。またまた、目から鱗です!
Posted by 優子 at 2015年06月10日 08:51
お父さんを大事になさってください。
孝行はできるときにやっておかないと。(奥様にもですよ!)

この日に紹介されたお店の中で行きたいと思ったのは懐やさんですね。
錦太朗さんや鶏喰さんの丼の形は今どきの流行りなのでしょうか?
理由をうまく説明できないのですが、美味しそうに見えないのです。
Posted by tomoco at 2015年06月10日 21:36
優子さん

 >箸を入れると、具材の味が混じるので、その前にスープの味を確かめるのが、鉄則だと思ってました。

 何の鉄則でしょうか。
 逆にお聞きしますが、具材の味を混ぜずにスープの味を確かめるのは、何のためですか。
 確かめてから、薄かったら濃くするとか、濃かったら薄くするとか、調整するんですか。
Posted by ふらわ at 2015年06月11日 01:31
tomocoさん

 父も女房もかけがえのない家族ですので、大切にしています。

 料理の味と好みは人それぞれですから、食べてみないと好みかどうかは分からないですよね。
 だからと言って、全てを食べてから判断もできませんけどね。

 前二店のラーメンが美味しそうに見えないのは丼が白いからで、白いと料理を冷たく感じてしまうからです。
 温かい方が美味しい料理に白系の器は、あまり好ましくないと、個人的に思っています。
 逆に、オレンジ色、朱色の器ですと、温かみを感じるので、料理が美味しく見えます。
Posted by ふらわ at 2015年06月11日 01:37
ふらわさん

ご家族や写真の話にまでお付き合いされるなど、ファンへの親切なご対応、お疲れ様です。
Posted by 五里霧中 at 2015年06月11日 05:02
確かに食べ比べてみるのが一番ですが…
ふらわさんのように食べ歩くのは私には難しいので
写真から味を想像して楽しんでいます。

ふらわさんの写真からは味が伝わってきますよ。
説明文はいらないぐらいです(笑)

丼の色ですか。澄んだスープには白い器が当たり前と思い込んでいて
それは考えなかったですね。
Posted by tomoco at 2015年06月11日 20:05
五里霧中さん

 コメントありがとうございます。
 ファンには前を向いている人と、後ろを向いている人がいますね。
 また、好きの反対は嫌いではなく、無関心ですから、何らかの形で私に接触してくるのは好きなんでしょうね。
Posted by ふらわ at 2015年06月12日 06:46
tomocoさん

 写真を撮るときに、どうしても自分の気持ちが入り込んでしまいます。
 そういう気持ち、伝わってしまうんですね。

 器の色は和食の懐石料理を考えたら分かるかもしれません。
 お刺身やおひたしなどの冷たい料理は白系統の器ですが、暖かい料理は漆を塗ったお椀であることが多いかと思います。
Posted by ふらわ at 2015年06月12日 06:49
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