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社会文化

元慰安婦の韓国人女性 米国で損害賠償訴訟へ

【広州聯合ニュース】旧日本軍の慰安婦にされた韓国の被害者のユ・ヒナムさんが、日本の政府と企業、メディアを相手取り2000万ドル(約24億6000万円)の損害賠償を求める訴訟を米国で起こす。

 ユさんは現在、元慰安婦が共同生活を送る施設「ナヌムの家」(京畿道広州市)に暮らす。ナヌムの家の安信権(アン・シングォン)所長は19日、聯合ニュースの取材に、「慰安婦被害者問題の速やかな解決を促すため、ユさんは三菱重工業など米国に進出している日本の戦犯企業と安倍晋三首相、慰安婦被害者を『売春婦』とおとしめる表現をした産経新聞に対し2000万ドルの損害賠償を求める訴訟を米カリフォルニア州の裁判所に起こす予定だ」と明らかにした。

 米国で提訴するのは、韓国より米国でのイメージを重視する日本政府に圧力をかけるためだという。また、集団訴訟で結果が良くなかった場合、被害者の失望感が大きいため、まずはユさんが訴訟を起こすと説明した。2000年に韓国とフィリピンの被害者15人が日本政府を相手取り損害賠償訴訟を米ワシントンの裁判所に起こしたが、敗訴している。

 元慰安婦の女性らは、今月22日に国交正常化50周年を迎える韓日の政府が慰安婦問題にどのような解決策を示すかを見た上で、23日にナヌムの家で訴訟に関する記者会見を開く計画だ。

mgk1202@yna.co.kr