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【茨城】

少年院でラグビー交流 茨城町、企業経営者らと試合

入院少年らとタグラグビーで対戦する参加者=茨城町で

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 茨城町の少年院「水府学院」で十七日、入院少年と企業経営者らのタグラグビーの交流試合があった。

 出院した少年らを雇う「協力雇用主」を増やす目的で今年二月から始まり、今回で二回目。タグラグビーは、タックルの代わりに腰に付けた布を引っ張るルールで、激しい接触をせずにプレーできる。

 前回は企業関係者の参加は五人だったが、今回は十一人に増えた。元日本代表の栗原徹さんやトップリーグの二選手も参加。県ラグビー協会員らも合わせ、計約四十人が訪れた。

 入院少年は十五〜十七歳の約四十人で、少年同士で試合をした後、企業関係者らのチームと対戦。少年のトライや好パスには声援が飛び、ほめられて笑顔を見せる子どももいた。

 前回も参加した自動車用品販売会社経営の笹館康雄さん(69)は「受け皿がなければ子どもたちは更生できない。今回初めて来た人たちが、さらに周囲に参加を呼びかけ、雇用にもつながればいい」と話した。 (宮本隆康)

 

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