>  >  > エロゲー界に新たな危機?!

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EOCS/一般社団法人コンピュータソフトウェア倫理機構オフィシャルウェブサイト」より。

 アダルトゲーム業界が新たな危機に直面している。クレジットカード会社からの是正要求があったのだ。

 去る5月20日に開催されたコンピュータソフトウェア倫理機構(以下、ソフ倫)の平成27年度賛助会員懇談会にて明らかにされた情報によれば、今年に入りクレジット会社から特定商品の取り扱い停止を求める要求が多くなってきたという。

 要求の対象となっているのは、暴力的な内容を想起させる商品。すなわち凌辱系の文言が入っているタイトルと、幼い少女を想起させるタイトルについての申し入れが増加しているという。現状、クレジットカード会社から是正要求があった際にはタイトルなどを一部修正することで対応しているが、場合によっては販売停止で対応することもあるという。

 アダルトゲームでは「ロリータ」などのあからさまな言葉を用いたタイトルは姿を消しているが、アダルトビデオではまだ散見される。いくつかのアダルトコンテンツを扱う大手販売・配信サイトをチェックしてみたところ、これらの言葉を用いたタイトルは「ロ○ータ」と伏せ字で表示されている。この自主規制の背景には、クレジットカード会社からの取り扱い拒否に対する危機感があるようだ。

 また、ソフ倫では6月8日付で「インターネット・ホットラインセンターからの情報提供について」と題する文書を会員各社に配布。これによれば、警察庁の外郭団体であるインターネット・ホットラインセンターに一般から提供のあった違法情報を確認したところ、「商業誌(コミック)、同人作品や各法令違反に関するものが多いなか、アニメゲームや、インターネット上の広告と販売に関係する通報が顕著であることが明らかになりました」として、注意を呼びかけている。

 この文書では、今年4月末までにインターネットホットラインセンターに寄せられた、ワイセツ画像・児童ポルノ・内容が酷いゲームなどの通報は626件。うち、334件にコメントがあったとして、開示されたコメントを添付している。文書では、インターネット上でアクセスできるアダルトゲームやアダルトビデオの情報に対して「ゲームとはいえ、明らかに女子高生を脅迫し陵辱・強姦・獣姦しているシーンばかりで見るに絶えられません」といった通報が寄せられていることが記されている。

 文書の最後でソフ倫は会員社に対して「各法令を遵守のうえ、インターネット配信時の告知や配布、バナー等による広告展開に際しては、最新のご配慮を頂きますよう」と記している。アダルトゲームをめぐって、これまでになかったベクトルでの規制要求が高まっているようだ。
(取材・文/昼間 たかし)

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