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愛知ゴマちゃん、イルカ繁殖余波で転居 名古屋港水族館
名古屋港水族館(港区)で二〇一一年から展示されてきた人気者のゴマフアザラシのカップルが十五日、お客さんからは見えないバックヤードに身を移した。繁殖のためプールを引っ越しするイルカたちの移動の“玉突き”に巻き込まれた形。イルカを含む一連の転居は十八日朝に完了し、雌雄二頭ずつのバンドウイルカが愛を育む。 ゴマフアザラシは六歳の雌ナノハと五歳の雄アラシ。この三月には、水中の輪をくぐったり愛らしく前脚を額に当てるしぐさをしたりするイベント「これであなたもゴマちゃんマニア!」が始まり、人気を集めていた。いつ“帰宅”できるかは、イルカの繁殖の進展次第で、時期は未定だ。 空になったアザラシプールには、隣のイルカプールにいた雄のカマイルカがお引っ越し。イルカプールがバンドウイルカの愛の巣になり、雄のピース(推定十八歳)とティノ(同十歳)、雌のジョイ(同十九歳)とルル(同十八歳)が、他のイルカに邪魔されない静かな環境で子づくりを目指す。 同館によると、バンドウイルカは一般的に八〜十歳で繁殖可能な大人になるとされる。四頭とも既に採血によるホルモンの検査で成熟が確認されている。 (中野祐紀) PR情報
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