【速報】月間ヒット上限が厳格化、Googleアナリティクス規約改訂
こんにちは。カグア!です。
さて、Googleアナリティクスプレミアム公認パートナーであるイー・エージェンシーが、6月18日に報じたところによりますと、Googleアナリティクス利用の月間1000万ヒット以上のサイトには、警告メッセージ送信後レポートにアクセスできなくなる、という可能性があるとのことです。
いったいどういうことなのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
レポートにアクセスできなくなるとは?
>>1000万PV以上の人は、要注意!Google アナリティクスのデータが削除される可能性あり。 | ブログ | 株式会社イー・エージェンシー
こちらによりますと、かつては、たんにデータが遅延して配信されていた程度だったものが、今回の規約修正で、レポートにアクセスできなくなる可能性を示唆しました。
そして、その後30日で利用停止、60日でデータが削除されるというものです。これはいつになく厳しい措置として、ソーシャルメディアで急激に話題に広がっています。
Googleアナリティクスの利用上限とは
Googleアナリティクスの公式ドキュメントに記載があります。
上限を超えた場合、その超過分のヒットが処理される保証はありません。ヒット数が上限を超えると、警告メッセージが管理画面に表示され、レポートにアクセスできなくなる可能性があります。
データがとれなくなるだけでなく、レポートそのものが見られるなくなる可能性。利用規約に書かれた上限ヒット数とは、以下のドキュメントに具体的数字が記載されています。
These limits apply to the Web Property / Property / Tracking ID.
10 million hits per month per property
ヒットというのは、Googleアナリティクスへデータ送信すべてを含みます。ページビューはもちろんですが、イベントトラッキングやソーシャル計測、ECなどのトランザクション等、それらすべてを含み、データ送信合計が月間上限1000万ヒット(送信)ということです。
ですから少なくとも、月間1000万PVあるサイトはひっかかることになります。可能性としては、レポート閲覧ができなくなり60日後にデータも削除される、という事態に。
かねてから言われていました月間上限ですが、今回の改訂で、より厳格化されたと言えそうです。該当サイトは対応が不可避です。
該当サイトのとるべき対応
Googleアナリティクスプレミアムであれば、標準で月間上限10億ヒット、最大で20億ヒットまで対応が可能です。ご心配なかたは、お早めにGoogleアナリティクスプレミアム公認パートナーに相談されると良いと思います。
国内の認定パートナーは以下です。
>>Google アナリティクス プレミアム認定リセラーを探す – Google Analytics
また、無料版を使い続けたいという方は、カスタムフィルタなどでサンプル数を減らすなどの処置が考えられます。
>>Introduction to Analytics.js | Universal Analytics Web Tracking (analytics.js) | Google Developers
計測URLを減らす手法では、Koji Ishimotoさんのスライドが参考になります。
>>大規模サイトにおけるGoogleアナリティクス導入から成果まで
いずれにせよ、該当サイトは警告メッセージが来るまえに、対策を講じておきましょう。
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